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ポーカーにおけるドローとは?発生確率や種類、名前の由来までわかりやすく解説!

ポーカーはトランプを用いたカードゲームの中でも人気のものの一つで、アメリカのカジノなどでも定番の種目となっています。ポーカーではプレイヤーは、カードを入れ替えたり、場の共有札を活用したりしながら、対戦相手よりも強い役を成立させることを目指します。

重要な場面で、勝利に必要なカードを引き当てられるかどうかが勝敗を左右する、というのはポーカーに限らずカードゲームの醍醐味でもありますが、ポーカーにはそのような手札を指す用語が存在します。

今回の記事では、そのような重要な場面で用いられるポーカー用語であるドローについて解説します。

01.ドローとは?アウツとの違いは?

引き分けのことをドロー、と呼ぶことからもわかる通り、ドロー(draw)は英語で”引く”ことを意味しています。ポーカーにおいては、ドローというのは、カードを引くことで役を揃えることを目指すような手札を指し、基本的には残りあと1枚で役が完成するような手札のことを言います。

例えば、手札にハートのカード4枚が揃っており、あと一枚ハートのカードを引くことが出来ればフラッシュが成立する、のような手札のことをフラッシュドローと呼びます。

また、ドローと似ている用語にアウツもありますが、役が成立するまでに必要なカードが残り一枚となっているような手札がドロー、その際に引くことが出来れば役が成立するようなカードがアウツとなります。

02.さまざまなドロー

揃えたい役次第で、ドローにはいくつものパターンが考えられます。以下にその主要なものを紹介します。

フラッシュドロー

フラッシュドローは上で触れた通り、同じスートが4枚既に揃っており、あと一枚同じスートのカードを引くことが出来ればフラッシュが成立する、というドローです。4枚のカードがフラッシュとなっていることから、フォーフラッシュという言い方をすることもあります。

ストレートドロー

ストレートドローは、残り一枚でストレートが成立するような手札のことを言います。3,4, 6,7のように5連続の数字の真ん中が欠けているドローをインサイド・ストレートドロー、4,5,6,7のように、既に連続の数字が揃っており、その上か下に連なる数字どちらでもストレートが成立するような、アウツとなる数字が二つ存在するドローをアウトサイド・ストレートドローと呼んで区別します。

バックドアドロー

通常は役が成立するのに必要なカードが残り一枚となっている場合に用いることが多いドローという用語ですが、役の完成に2枚以上が必要となる手札のことをバックドアドローと呼ぶことがあります。ただし、アウツが2枚以上となるような手札は役が揃う可能性はそこまで高くないので注意が必要です。

ドローイングデッド

また、対戦相手が自分が揃えることを目指している役よりも強い役を成立させてしまっており、アウツを仮に引けたとしても対戦で勝利できる見込みがないようなドローのことをドローイングデッドと呼びます。例えば、自分の手札があと一枚でフラッシュ、という状況でも、既に対戦相手がフルハウスなどの役を揃えてしまっていれば、自分の手札にフラッシュが揃うかどうかは対戦の勝敗にも影響してきません。

03.ドローから役が揃う確率

さまざまなドローにおいて、アウツを引き当てることが出来、役が成立する可能性がどの程度あるのかを紹介します。

厳密な確率については、対戦相手に配られたカードや場のコミュニティカードなどによっても変動しますが、今回は、52枚のデッキから4枚を引いた時点でドローとなり、残り1枚のカードを引く際の確率、という条件で統一しました。

フラッシュドロー: 9/48=約19%

フラッシュ自体は揃えるのがそこまで簡単な役ではありませんが、4枚同じスーツのカードを揃えてしまえば、残り1枚を引くことが出来る可能性は比較的高く、かなり見込みのあるドローとなっています。

インサイドストレートドロー: 4/48=約8%

アウトサイドストレートドロー: 8/48=約17%

ストレートドローはアウトサイドストレートドローかインサイドストレートドローかで確率がかなり変わってくるため注意が必要です。アウトサイドストレートドローの場合は、フラッシュドローとそこまで変わらない確率でストレートが成立します。

また、♠8♠9♠10♠11のように、ストレートフラッシュも狙うことが出来る、アウトサイドストレートドローととフラッシュドローとなっている手札の場合は、ストレートあるいはフラッシュのどちらかが揃う確率は15/48=約31%なので、かなり有利です。

バックドア・フラッシュドロー: 10C2/49C2=約4%

通常であれば役が揃う確率がかなり低くなってしまうバックドアドローですが、残り2枚で特定のスートのカードを引き当てる必要がある、というバックドア・フラッシュドローの場合はそこまで極端に見込みが低いわけではありません。

04.まとめ

今回の記事では、役が成立するまであと一歩という手札を示す用語であるドローについて解説しました。

自分の手札がドローとなった場合は、その強さとドローから実際に役が成立する可能性をきちんと把握し、それらを考慮したベッティングを行うことが勝利に繋がります。

是非皆さんも自分のドローがどれくらい有利なものなのかを考えながら、ポーカーをプレイしてみてください。

初心者でも楽しめる!

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