オールイン

基本アクションステップ

オールインとは?ポーカーにおける考え方と戦略を初心者にもわかりやすく解説!

ポーカーは、ゲーム開始時にテーブルの上にあるチップを奪い合い、自分のチップの数を増やしていくことを目指すゲームです。

ルールにもよりますが基本的にはゲーム開始時にテーブルの上にあるチップの数は増減しません。その代わり、プレイヤー同士あるいはディーラーの持つチップを奪い合っていきます。チップをどのくらいベットするかは、その時に持っているチップの数や手札の強さに応じて変わってきます。

今回の記事では、チップをベットする際に重要となるオールインについて解説します。

01.オールインとは?

オールインとは、手持ちのチップを全てベットする行為またはそのテクニックのことを指します。

ポーカーでは原則として他のプレイヤーがベットしたチップの数と同じかそれより多くベットしないといけません。

しかしオールインは、自分が持っているすべてのチップの数が、他のプレイヤーの出したチップの数より少なくてもベットすることができるので、コールまたはレイズするのに十分なチップを持っていなかったとしてもゲームが続行できるのです。

また、オールインをした時点で他のプレイヤー全員がフォールドをしない限りゲームは最後まで続き、オールインを決定した時点で自分の手札を見せることが決定します。

さらにポーカーというゲームの性質上、誰かがオールインをすると、フォールドを選択しない限り、他のプレイヤーもそれと同等以上の額のチップをベットしなければいけなくなるため、相手にも自分と同等以上のリスクを背負わせることができる、強力で他のプレイヤーに圧力のかかるアクションと言えます。

02.オールインのタイミング

ではポーカーで勝つために、具体的にどのような場面でオールインを行えばいいのか、自分の手札の強さに応じて見ていきましょう。

・自分の手札が強いとき

ポーカーをしていればどこかでこの手札なら絶対に勝てるという場面が来るでしょう。その時に有効であるのがオールインというアクションです。

手札が強いにもかかわらず自分の持っているチップが少なければ、その手札で勝負することはできませんが、オールインならばゲームの継続が可能となりチップを増やす機会を生かすことができます。

しかしオールインは自分の手札が強いと主張しているようなものであり、それを悟った他のプレイヤーがフォールドをしてしまいチップを多くは得られない可能性もあるため、自分の持っているチップが多ければ、慎重にオールインを行わなければなりません。

・自分の手札が弱いとき

自分の手札が弱いとコールやレイズを行っても勝ち目はほとんどなく、フォールドでは自分のチップの数を増やすことはできません。そんな時にオールインが有効です。

先ほど説明した通り、オールインをすると他のプレイヤーから自分の手札が強いと思われる傾向にあり、他のプレイヤーがフォールドをする可能性も高まります。

そのためオールインによって相手プレイヤーをフォールドへと誘導し、弱い手札でも勝つ確率を上げることができるのです。

03.オールインで勝利した場合のチップの配分

次にオールインを行って勝利した場合のチップの配分について、プレイヤー同士の持つチップ数に応じて解説します。(今回は4人がオールインを行ったことを想定しています。)

オールインをするとベットされたチップはメインポットあるいはサイドポットに入れられます。メインポットはオールインを行った人の中で最も少額のチップに合わせて入れられ、サイドポットにはベットしたチップからメインポットに入れられた分を差し引いた分のチップが入れられます。

4人全員が同じ額のベット額である場合
メインポット
Aさんのベット額 200チップ
Bさんのベット額 200チップ
Cさんのベット額 200チップ
Dさんのベット額 200チップ
勝利時に手に入れる権利がある人 全員

この場合は、どの人が勝ってもメインポットにある合計800チップを手に入れることができます。

44人の中で最高額をベットした人が3人である場合
メインポット サイドポット
Aさんのベット額 100チップ
Bさんのベット額 100チップ 100チップ
Cさんのベット額 100チップ 100チップ
Dさんのベット額 100チップ 100チップ
勝利時に手に入れる権利がある人 全員 B~Dさん

この場合は、Aさんが勝ったときはメインポットにある合計400チップを、B~Dさんが勝ったときはメインポットにある合計400チップとサイドポットにある合計300チップの総計700チップを手に入れることができます。

4人の中で最高額をベットした人が2人であり、最低額をベットした人が1人である場合
メインポット サイドポット
Aさんのベット額 100チップ
Bさんのベット額 100チップ 50チップ
Cさんのベット額 100チップ 100チップ
Dさんのベット額 100チップ 100チップ
勝利時に手に入れる権利がある人 全員 B~Dさん
*ただしBさんは150チップのみ

この場合は、Aさんが勝ったときはメインポットにある合計400チップを、Bさんが勝ったときはメインポットにある合計400チップとサイドポットのうち自分がベットした50チップずつの合計150チップの総計550チップを、CさんまたはDさんが勝ったときはメインポットにある合計400チップとサイドポットにある合計250チップの総計650チップを手に入れることができます。

4人の中で最高額をベットした人が1人である場合
メインポット サイドポット 返却
Aさんのベット額 100チップ
Bさんのベット額 100チップ 100チップ
Cさんのベット額 100チップ 100チップ
Dさんのベット額 100チップ 100チップ 100チップ
勝利時に手に入れる権利がある人 全員 B~Dさん

この場合は、まず最高額をベットしたDさんにメインポットとサイドポットから差し引かれた100チップが返却されます。そしてAさんが勝ったときはメインポットにある合計400チップを、B~Dさんが勝ったときはメインポットにある合計400チップとサイドポットにある合計300チップの総計700チップを手に入れることができます。

04.まとめ

今回の記事ではポーカーにおける戦略として非常に重要となる、オールインの考え方やタイミングについて解説しました。

自分の持っている手札やチップの数を十分に考慮して、相手との心理的な駆け引きを楽しみながらオールインを行う機会をうかがい、ポーカーで勝利を目指してください。

FAQ

ポーカーのベットアクションは以下の通りです。 コール:前のプレイヤーと同じ額のチップをベットすること。 レイズ:前のプレイヤーのベット額にさらに上乗せしてベットすること。 フォールド:勝負を降りて、このゲームから離脱すること。 チェック:ベットせずに順番をパスすること。自分より前のプレイヤーが誰もベットしていない場合にのみ可能です。

「オールイン」とは、自分の手持ちのチップをすべてベットすることです。手持ちのチップが不足して他のプレイヤーと同額をベットできない場合でも、オールインを宣言することでゲームを続行できます。

「ブラインド」とは、ゲーム開始時に強制的にベットされるチップのことです。スモールブラインドとビッグブラインドの2種類があり、ディーラーボタンの左隣から順に配置されます。スモールブラインドは最低ベット額の半分、ビッグブラインドは最低ベット額全額を強制的にベットします。

ポーカーで勝つためには、確率を考慮して自分の手札の強さを判断することと、心理戦で相手を読み取ることが重要です。相手のベットパターンや行動を観察し、自分の戦略を柔軟に調整することで勝利に近づけます。

テキサス・ホールデムでは、各プレイヤーに2枚のハンド(手札)が配られます。その後、5枚のコミュニティカードが公開されます(最初に3枚のフロップ、その後1枚ずつのターンとリバー)。プレイヤーは各ラウンドでベットやフォールドなどのアクションを行い、最終的に最強の役を持つプレイヤーが勝者となります。

ポーカーの役は強い順に以下の通りです。
ロイヤルフラッシュ
ストレートフラッシュ
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド/クアッズ)
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド/トリップス/セット)
ツーペア
ワンペア
ハイカード

初心者でも楽しめる!

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