キーカード

手札・役ステップ

キーカードとは?ポーカーで引き当てられる確率や勝負のポイントを初心者にもわかりやすく解説!

ポーカーは、主にジョーカーを除いた52枚のカードを用いて、5枚の手札で役を揃えることを目指すゲームです。

ルールにもよりますが、ポーカーでは手札の入れ替えが発生する、あるいは段階的に手札として使用できる場のカードが公開されるため、強力な役を揃えるために、手札に必要なカードが残り1枚である、という場合が発生することがあります。

今回の記事では、そういった場合に重要となるキーカードについて、解説します。

01.キーカードとは?

キーカード イメージ01

キーカードとは、ポーカーに限って使われる用語ではありませんが、キー(鍵)のカード、というその名の通り、勝負においてカギとなるカードのことを指します。

ポーカーのように、トランプを用いてカードを引いてプレイされるゲームでは主に、それを引き当てることで役が成立するようなカードを示すことが多いです。

例えば、もし手札に♠10♠J♠Q♠Kのような4枚が揃っていた場合、残り一枚、スペードのエースを引くことが出来れば、ポーカーのルール中最強の役であるロイヤルフラッシュが成立します。したがって、この場合のキーカードは♠Aとなります。

また、意味が似ているポーカーの用語に『ドロー』というものもあり、こちらは、主に残り一枚で役が成立するような手札を指します。

♥4♥7♥9♥10のような4枚が手札に揃っていれば、残り一枚でフラッシュが成立するのでこの手札は『フラッシュドロー』となり、キーカードはスートがハートのカード、ということになります。

〇〇(役名)ドロー、のような言い方をするのは主にストレートドローとフラッシュドローの二つのみです。

02.それぞれの役ごとのキーカードを引き当てられる確率

ではここで実際に、手札がドローとなり、役を成立するのに必要なカードが残り1枚となった際にカードを引き当てることが出来る確率を見て行きましょう。

手札の入れ替えの回数や、他のプレイヤーにどのようなカードが配られているか、などに応じても実際の確率は異なりますが、条件を揃えて比較するために、単純に手札4枚で役を成立させる必要なカードがあと1枚であり、ジョーカーを除いた52枚のデッキを用いて、5枚目を引く、という状態であるとします。

ワンペア: 16/48=約37%

手札に他に役が成立していない状態でワンペアを狙っているとすると、それぞれ異なる4枚の数字のうちのどれか一つがキーカードとなり、各カードにつき残り3枚ずつデッキに存在しているはずのため、その組み合わせの数は3×4=12通りなので、キーカードを引き当てられる確率は約37%です。

ツーペア: 6/48=約13%

ツーペアを狙っており、1つは既にペアが手札に揃っている、という場合残り必要となるキーカードは手札のペアとなっていない2つの数字のうちのどれか一つのため、確率は6/48です。

スリーカード: 2/48=約4%

ワンペアやツーペアと比べるとここから可能性は一気に下がります。上の手札のように、手札に既にペアが揃っている場合、ペアとなっている数字の3枚目を引き当てれば、スリーカードとなります。例えば♠4♦4 ♣7♠10 +1枚のような手札であれば、ツーペアに必要なキーカードは7あるいは10(スート問わず)である一方で、スリーカードを揃えるためのキーカードは♥4あるいは♣4です。

ストレート: 4/48=約8%あるいは8/48=約17%

ストレートに関しては、手札に揃っている4枚が3456のように連続する数字(アウトサイドストレートドロー)か2356のように真ん中が抜けている4枚(インサイドストレートドロー)かで確率が変動します。アウトサイドストレートドローの場合は2あるいは7とキーカードの数字が二つありますが、インサイドストレートドローの場合は4のみ、と1種類の数字しかないためです。

フラッシュ: 9/48=約19%

フラッシュはポーカーの中ではかなり強力な役ですが、フラッシュドローとなる手札さえ揃えてしまえば、残りの一枚はスートが同じであればなんでも良い、と指定が緩いため、狙ってみる価値のある役です。今回の計算では自分の手札しか考慮していないため、19%となっていますが、実際の対戦ではより揃う可能性が高くなるケースが多いと推測されます。

フルハウス: 2/48=約4%あるいは3/48=約6%

フルハウスは2枚の同じ数字と3枚の同じ数字を揃える、ワンペアとスリーカードをあわせたような役ですが、キーカードとなる必要なカードが2枚のうちの1枚なのか3枚のうちの1枚なのか次第で可能性は変動します。既に3枚のカードが手札に揃っており、ペアを揃える必要があるケースの方が基本的にはキーカードを引き当てられる確率は高くなります。

フォーカード: 1/48=約2%

フォーカードの場合は引き当てなくてはならないキーカードはデッキ内に1枚しかないため、確率は1/48、約2%です。ただし、5枚ランダムに引いた際にフォーカードが揃う確率が0.02%程度であることを考えると、3枚の同じ数字を手札に揃えた時点でスリーカードが既に成立していることもあり、かなり有利な状況であると言えます。

ストレートフラッシュ: 1/48=約2%あるいは2/48=約4%

ストレートフラッシュの場合も、スートの指定はありますが、ストレートの時と同様に残り1枚のキーカードが5連続の数字の真ん中か、それとも外側かによって変動します。ストレートの場合と同じく、アウトサイドストレートドローの時の方が見込みは高いです。

ロイヤルフラッシュ: 1/48=約2%

ロイヤルフラッシュに関しては、数字の並びが10JQKAの5つで決まっているため、インサイドやアウトサイドストレートドローといった区別はなく、どの数字が欠けていても確率は約2%です。

03.まとめ

ポーカーにおいて重要となる、キーカードの考え方について解説しました。

既にワンペアが揃っているような手札ではツーペアとスリーカード両方を狙うことが出来る、フラッシュは役の強さと比較して、キーカードを引き当てられる可能性が比較的高い、などといった特徴も考慮しながら、ポーカーで勝利を目指してみてください。

初心者でも楽しめる!

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