キッカー
ポーカーにおいて勝敗を決する重要な要素であるキッカーについて、言葉の意味や分かりやすい具体例を徹底解説します。
ポーカーは、5枚の手札で役を作り、相手とチップを奪い合うゲームです。特に心理戦要素の強いテキサスホールデムポーカーの場合、単純に役を作ろうとするだけでは勝つことはできません。今回の記事では、勝敗を決めるうえで重要な判断要素となるキッカーについて、わかりやすく解説します。
01.キッカーとは?
ポーカーでは役が同じ場合は数字の大きさで勝敗が決まります。キッカーは、役の構成には関係ないが勝負を決める重要な要素であり、2 人のプレイヤーがランクの同じ手札を持っている場合、勝負を決めるカードです。
キッカーが存在するのは、フォーカード・スリーカード・ツーペア・ワンペア・ハイ カードの場合だけです。つまり、役の構成に寄与せずに勝敗を決める要素なので、ストレートやフラッシュなどの5枚で役となるものにはキッカーは存在しません。
02.キッカーの例1
たとえば、自分の手札が♠A♥Qで、相手の手札が♣A♥K、ボードが♥A♠5♦8♠J♥Jだったとします。このとき、自分も相手もお互いにAとJでツーペアを持っています。しかし、ここで重要になるのがキッカーです。手札に注目してみると、この場合自分のキッカーは♥Q、相手のキッカーは♥Kとなります。結果、相手のキッカーのほうがランクが高いのでここでは相手が勝ちます。このように、役には直接関係の無い勝負カードをキッカーと言います。
03.キッカーの例2
しかしここで注意したいのが、相手よりもキッカーが上回っていたとしても、必ずしも勝ちになるとは限らないという事です。たとえば、自分の手札が♠A♦8、相手の手札が♣A♠5とします。このとき、自分のキッカーは相手を上回っています。ボードが♥A♥Q♥K♠J♥Jの場合、2ペアが完成します。この場合、自分のキッカーが勝っているので自分の勝ちになるように見えます。しかし、よく見てみるとツーペアを除く残り1枚の中で一番数字が大きいカードは♥Kです。
せっかくキッカーで勝っていますが、この場合は引き分けになります。
04.まとめ
今回の記事ではポーカーにおいて勝敗を決める要素となる、キッカーの意味と具体例について解説しました。ぜひこの知識を活用してポーカー勝利を目指してみてください。
FAQ
ポーカーの役は強い順に以下の通りです。
ロイヤルフラッシュ
ストレートフラッシュ
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド/クアッズ)
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド/トリップス/セット)
ツーペア
ワンペア
ハイカード
ポーカーで勝つためには、確率を考慮して自分の手札の強さを判断することと、心理戦で相手を読み取ることが重要です。相手のベットパターンや行動を観察し、自分の戦略を柔軟に調整することで勝利に近づけます。
「オールイン」とは、自分の手持ちのチップをすべてベットすることです。手持ちのチップが不足して他のプレイヤーと同額をベットできない場合でも、オールインを宣言することでゲームを続行できます。
「ブラインド」とは、ゲーム開始時に強制的にベットされるチップのことです。スモールブラインドとビッグブラインドの2種類があり、ディーラーボタンの左隣から順に配置されます。スモールブラインドは最低ベット額の半分、ビッグブラインドは最低ベット額全額を強制的にベットします。
ポーカーのベットアクションは以下の通りです。 コール:前のプレイヤーと同じ額のチップをベットすること。 レイズ:前のプレイヤーのベット額にさらに上乗せしてベットすること。 フォールド:勝負を降りて、このゲームから離脱すること。 チェック:ベットせずに順番をパスすること。自分より前のプレイヤーが誰もベットしていない場合にのみ可能です。
テキサス・ホールデムでは、各プレイヤーに2枚のハンド(手札)が配られます。その後、5枚のコミュニティカードが公開されます(最初に3枚のフロップ、その後1枚ずつのターンとリバー)。プレイヤーは各ラウンドでベットやフォールドなどのアクションを行い、最終的に最強の役を持つプレイヤーが勝者となります。
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