プレイスタイル
テキサスホールデムのプレイスタイル!組み合わせの理解と固定しないことが勝利のカギ
テキサスホールデムにはいくつかプレイスタイルの種類があります。典型的なパターンを理解した上で上手く組み合わせて流動的にプレイすることが勝利へのカギになるでしょう。
今回はテキサスホールデムの基本プレイスタイルを解説していきます。
01.基本プレイスタイルは4つ!参加方法や賭け方で変わる
まずはテキサスホールデムの、基本的なプレイスタイルを解説していきます。
ルース
英語では「Loose」と書き、「緩い」といった意味を持ちます。テキサスホールデムにおいてはゆるくプレイに参加する、つまり
- ・ハンドが強くても弱くてもフロップ以降に残る
- ・ブラフを含めてどのような状況でもフォールドしにくい
といった性質のあるプレイヤーを指します。
ハンドが弱くても参加するので、ショーダウンまでプレイがもつれ込むと負ける可能性も高くなるのがデメリットです。ただしチップを入手できるチャンスを増やせる、ブラフを挟めば勝てる可能性も十分あるといったメリットもあります。
タイト
タイトは「Tight」と書き、「きつい」といった意味を持ちます。テキサスホールデムでは厳しくプレイへ参加する、つまり
- ・ハンドがある程度強くないとフロップ以降に残らない
- ・勝てる見込みが減ってくると早めにフォールドを行う
といった特徴を持つプレイヤーを指します。
フォールドする回数が増えるので、チップを入手できるチャンスが減るのがデメリットです。反面強めのハンドでしか勝負を挑まないのでショーダウンでも負けにくい、フォールドしても早めの場合が多いのでチップが減るリスクを低減できる、といったメリットもあります。
アグレッシブ
ベットアクションがアグレッシブ、つまり「積極的な」プレイヤーを指します。
- ・ベットアクションを頻繁に行う
- ・レイズやリレイズ、リリレイズの回数が多い
といった特性のあるプレイヤーはアグレッシブです。
負けてしまうと手持ちのチップがたくさん奪われてしまうリスクがあります。ただしブラフも駆使して相手を威圧できる、勝てると参加を継続したプレイヤーからたくさんチップを奪えるといったメリットもあります。
パッシブ
ベットアクションがパッシブ、つまり「消極的」なプレイヤーを指します。
- ・各ターンでチェックやコールなどの頻度が高い
- ・レイズやリレイズ、リリレイズをあまり行わない
といった特徴があります。
ポットの賭け額を大きくしにくいといった点がデメリットです。ただし大きく賭けないので損失も少なく、ブラフと組み合わせると強気に出てきた相手からチップを奪えるメリットもあります。
02.プレイヤーの印象を左右する!プレイスタイルの基本組み合わせとは?
テキサスホールデムではハンドを基にしたルース・タイトスタイル×2、アクションを基にしたアグレッシブ・パッシブスタイル×2を組み合わせ、合計4つの基本組み合わせを駆使して戦います。
ルースアグレッシブ
ハンドが強くても弱くてもプレイに参加して、レイズなど積極的なベットアクションを取るプレイスタイルです。
ハンドが弱い場合はブラフを組み合わせてフォールドさせないと負けてしまいます。ただしブラフが上手くハンドが強かろうと弱かろうと勝てる場合は、相手に自分のハンドを読まれず戦えるメリットがあります。
ルースパッシブ
どんなハンドでもプレイへ参加しつつ、ベットアクションは控えめにするプレイスタイルです。
初心者がルースパッシブでプレイすると、上級者にプレイスタイルを読まれて賭け額を奪われてしまうリスクが高まります。ただしコールでどんどんプレイへ食らいついていくので、ショーダウン時によいハンドを完成させると勝てる可能性も高くなるのがメリットです。
タイトアグレッシブ
ハンドが強いときだけプレイに参加、ベットアクションも積極的に行うプレイスタイルです。
負けている際は参加できないので、チップ回収の回数は減ります。ただし根本的に負ける可能性が低く、ポット額を増やすためのバリューベットも行いやすいのがメリットです。
タイトパッシブ
強いハンドのみで参加、その上でレイズといった積極的なベットアクションをしないプレイスタイルです。
ベットアクションで強気な姿勢を取らないため、バリューベットがしにくくポット額を膨らませられないのがデメリットです。反面強いハンドを持っているのが前提のため、強気に出た相手を返り討ちにしてポット額を奪取できるメリットもあります。
03.プレイスタイルにかかわるテクニック!試合運びを有利にしよう
プレイスタイルには次のテクニックもかかわってくるので覚えてみてください。
アドバタイズ
「宣伝」の意味を持ちます。広告宣伝のように「自分はこんなプレイをする人だ」というのを相手に印象付けるテクニックです。
- ・2のペアといった弱いハンドでショーダウンしてルースなイメージを付ける
- ・Aのペアといったプレミアムハンドでショーダウンしてタイトなイメージを付ける
といった方法があります。
ファストプレイ
テキサスホールデムでのファスト(速い)プレイとは、ベットアクションを積極的に行って敵をフォールドさせていくテクニックです。
ショーダウンまでもつれこむとまずい場面、つまり自分が決して強いハンドを持っていない状態で効果を発揮します。強いハンドを持っている場合は、ファストプレイするとポット額を膨らませにくいので注意しましょう。
スロープレイ
テキサスホールデムでの(遅い)プレイとは、あえてプレイを長引かせるようにベットアクションを控えめに行い、プレイヤーをフォールドさせずにポット額を膨らませていく手法です。
ショーダウンまで他プレイヤーをフォールドさせずに誘導できれば、膨らんだポット額を総どりできます。ただし弱いハンドでスロープレイするには、ショーダウン直前で敵をフォールドできるような高いブラフのテクニックが必要です。
04.まとめ
今回はプレイスタイルの特徴をまとめてきました。
プレイスタイルにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どれが一概に悪い・よいというのはありません。一番危険なのはプレイスタイルが固定されてしまうことです。
たとえば「このプレイヤーはルースアグレッシブだ」と読まれ、実際いつもルースアグレッシブにプレイしてしまうと、上手くショーダウンまで誘導されて敗北してしまうリスクが高くなってしまいます。ですからプレイスタイルは固定せずに、
- ・最初はタイトパッシブに、終盤はタイトアグレッシブに
- ・最初はルースアグレッシブに、終盤はルースパッシブに
といったように柔軟に変えながら相手に読まれにくいプレイを行うことが重要です。
実際にプレイを重ねながら上手いプレイスタイルを身に着けていきましょう。
FAQ
ポーカーで勝つためには、確率を考慮して自分の手札の強さを判断することと、心理戦で相手を読み取ることが重要です。相手のベットパターンや行動を観察し、自分の戦略を柔軟に調整することで勝利に近づけます。
「オールイン」とは、自分の手持ちのチップをすべてベットすることです。手持ちのチップが不足して他のプレイヤーと同額をベットできない場合でも、オールインを宣言することでゲームを続行できます。
「ブラインド」とは、ゲーム開始時に強制的にベットされるチップのことです。スモールブラインドとビッグブラインドの2種類があり、ディーラーボタンの左隣から順に配置されます。スモールブラインドは最低ベット額の半分、ビッグブラインドは最低ベット額全額を強制的にベットします。
ポーカーのベットアクションは以下の通りです。 コール:前のプレイヤーと同じ額のチップをベットすること。 レイズ:前のプレイヤーのベット額にさらに上乗せしてベットすること。 フォールド:勝負を降りて、このゲームから離脱すること。 チェック:ベットせずに順番をパスすること。自分より前のプレイヤーが誰もベットしていない場合にのみ可能です。
テキサス・ホールデムでは、各プレイヤーに2枚のハンド(手札)が配られます。その後、5枚のコミュニティカードが公開されます(最初に3枚のフロップ、その後1枚ずつのターンとリバー)。プレイヤーは各ラウンドでベットやフォールドなどのアクションを行い、最終的に最強の役を持つプレイヤーが勝者となります。
ポーカーの役は強い順に以下の通りです。
ロイヤルフラッシュ
ストレートフラッシュ
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド/クアッズ)
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド/トリップス/セット)
ツーペア
ワンペア
ハイカード
初心者でも楽しめる!
m HOLD'EM
エムホールデム
iOS/Android