ポーカー スタッツ

ルール・マナーステップ

ポーカーのスタッツの意味とは?活用方法を解説

現在、統計的に分析することで、正しく事象を理解する意識は様々なジャンルで高まっています。例えばサッカーでも試合や選手のパフォーマンスを分析する上で、パスの成功率や、シュートの成功率、など様々なスタッツを元に精査しています。

この流れはポーカーでも同様で、様々なプレーに役立つスタッツがあります。そこで今回はポーカーで優位にゲームを進めるために知っておきたいスタッツについて解説していきます。

01.スタッツの種類

ポーカー スタッツ イメージ01
プリフロップのスタッツ

VPIP(Voluntarily Put chips In Pot)

VPIPはプレイヤーがプリフロップでチップを賭けてゲームに参加する確率を示すスタッツです。一般的な適正値は約18%から30%です。18%から24%の範囲にあるプレイヤーは「タイト」な堅実的なプレイスタイルのプレーヤーとされ、24%から30%のプレイヤーは「ルース」な攻撃的なスタイルのプレイヤーとされます。相手のVPIPを把握することで、そのプレイヤーの攻撃性を理解できるので、相手がタイトなプレイヤーの場合、強いハンドでのみ対戦し、相手がルースなプレイヤーの場合、自分のハンドの幅を広げて勝負することができるでしょう。

PFR(PreFlop Raise)

PFRはプレイヤーがプリフロップでレイズで参加する確率を示すスタッツです。このスタッツは相手がいかに強いハンドで攻勢に出るかを示す重要な情報で、一般的な適正値は約10%から20%とされています。低いPFRのプレイヤーは、極端に強いハンドのみでレイズし、高いPFRのプレイヤーは幅広いハンドでレイズする傾向があります。

例えば、PFRが3%以下のプレイヤーは極端に強いハンドでしかレイズしない可能性が高く、15%以上のプレイヤーは、ブラフを含め、さまざまなハンドでレイズすると予想されます。相手のPFRが低い場合は、相手がレイズをするとき、強いハンドである可能性が高いため、気をつける必要があります。逆に、高いPFRの相手は幅広いハンドで攻勢に出る傾向があるため、それに対応する戦略を練ることが重要です。

3bet%

3bet%はプレイヤーがプリフロップで3ベットする確率を示すスタッツです。3ベットとは相手のプリフロップのレイズに対して再レイズすることを指します。このスタッツの適正値は約6%から9%程度です。もし3bet%が低い場合、相手は非常に強いハンドでの3betを狙っている可能性が高く、その場合は慎重に対処するべきです。

Fold to 3 Bet%

Fold to 3Bet%はプリフロップでプレイヤーが3betに対してフォールドを選択する確率を示すスタッツです。このスタッツの適正値は約60%から70%程度ですが、特にプレイヤーのスキルレベルが低いテーブルでは80%から90%の相手も見られることがあります。Fold to 3Bet%が高い相手は、相手の3betに対してフォールドする傾向が強いため、積極的に3betを選択することで相手をフォールドさせて有利に立ち回ることが可能となります。

フロップのスタッツ

Flop CB%(Flop Continuation bet)

Flop CB%はフロップでコンティニュエーションベット(CB)を行う確率を示すスタッツです。適正値は一般的に60%から70%程度とされています。このスタッツはポーカーにおけるブラフや心理的戦略を反映しており、相手プレイヤーのアグレッシブさやプレイスタイルを把握するのに役立ちます。

Flop CB%が80%以上の場合、相手はフロップで積極的にCBを行うプレイヤーと判断できます。こうした相手に対しては、相応に強いハンドを持っている必要があり、コールやレイズを積極的に行うことでポットの金額を増やすチャンスを追求できます。一方、Flop CB%が50%未満の場合、相手はフロップでのCBを控える傾向があるパッシブなプレイヤーと考えられます。こうした相手に対しては、自信のあるハンドのみでコールやレイズを行い、リスクを最小限にしつつ利益を最大化することが戦略の一環となります。

Fold to Flop CB%

Fold to Flop CB%が高いプレイヤーは、基本的にはフロップでのCBに対してフォールドを選ぶ傾向が強いプレイヤーです。このような相手に対しては、ブラフやセミブラフのCBを積極的に行うことが有効な手段です。彼らは相対的に弱いハンドでフォールドするため、勝つ可能性があがります。

一方、Fold to Flop CB%が低いプレイヤーは、フロップでのCBに対して粘り強く勝負を継続する傾向があります。彼らは強いハンドを持っていることが多いため、ブラフを控えめにし、より堅実なプレーを重視しましょう。

Turn CB% (Turn Continuation bet)

適正なTurn CB%は通常約50%とされています。この値はフロップから進行した段階で、プレイヤーはすでにベットまたはコールを行っているため、CBを試みる確率が高いと考えられます。したがって、50%は中立的な立場を示す基準といえるでしょう。

Turn CB%が高い場合(60%以上)は、相手が非常にアグレッシブで、ターンでも積極的にベットを仕掛けてくる可能性が高いことを示します。これらのプレイヤーは相手にプレッシャーをかけたり、ブラフを行うことが多いため、注意が必要です。彼らに対処するには、強力なハンドを持つことが重要です。一方、Turn CB%が30%未満の場合は、相手が比較的パッシブで慎重なプレイヤーであることを示します。彼らはターンでのアグレッションを避け、強いハンドを持っている可能性が高いので、このような相手に対抗するには、慎重な攻撃と適切なハンドの選択が求められます。

リバーのスタッツ

Fold to River CB%(Fold to River Continuation bet)

Fold to River CB%(リバーでのコンティニュエーションベットに対するフォールド率)は、ポーカーにおいて非常に重要なスタッツの一つです。この数値は、相手がリバーでのCBに対してどれだけフォールドをするかを示し、相手のプレイスタイルや判断力を理解するのに役立ちます。

一般的な適正値は約40%です。一般的にフォールド率が40%未満のプレイヤーは、リバーで相手のベットに対して相当に強力なハンドを持っていることが多いと考えられています。なので彼らに対してはブラフを試みることは難しいかもしれません。一方、フォールド率が40%を超えるプレイヤーは、リバーでのCBに対して比較的フォールドしやすい傾向があります。これは、相手がリバーで弱いハンドやブラフに対してフォールドしやすいことを示しています。このような相手に対しては、リバーでブラフを仕掛けることが有効である場合があります。

WTSD%(Went To Showdown)

WTSD%は「フロップまで進んだプレイヤーが、ショーダウンまで行く確率」です。つまり、ハンドの強弱やブラフなどを加味したうえで、対象になるプレイヤーがどれだけ攻め続けてくるかの指標。適正値は「20〜30%」なので、数値が高い相手にはブラフをしても通りにくく、逆に値が低い相手であればフォールドを誘発させるブラフが有効です。

WTSD%はフロップまで進んだプレイヤーが、ショーダウンまで行く確率を示したスタッツです。この指標は、ハンドの強弱などを考慮した上で相手がどれだけ攻撃的に動くかを示しています。適正の値は、20~30%なので、WTSD%の数値が高い相手にはブラフの効果があまりなく、逆に低い相手であればフォールドを誘うブラフが有効とされています。

02.スタッツでプレースタイルを推測する

タイトアグレッシブ

タイトなプレイヤーは、プリフロップでハンドを厳選し、比較的限られたハンドでゲームに参加します。通常、VPIPやPFRの値が低いプレイヤーがこのスタイルに分類されます。アグレッシブなプレイヤーは、ポストフロップで積極的にベットやレイズを行い、ブラフも含めて積極的にアクションを起こします。初心者にもおすすめのスタイルです。

ルースアグレッシブ

ルースなプレイヤーは、プリフロップで幅広いハンドでゲームに参加します。VPIPやPFRの値が比較的高いプレイヤーがこのスタイルに分類されます。アグレッシブなプレイヤーは、ポストフロップで積極的なアクションを取り、ドローハンドでコールやレイズを行うのに加えて、ブラフも多用します。このスタイルは高度な技術が必要であり、上級者向けです。

タイトパッシブ

タイトなプレイヤーはプリフロップでハンドを厳選し、比較的限られたハンドでゲームに参加します。パッシブなプレイヤーは、ポストフロップで消極的なアクションを好み、レイズやベットよりもコールやチェックを多用します。パッシブなプレイヤーはレイズやベットを滅多に行わないため、その際には注意が必要です。

ルースパッシブ

ルースなプレイヤーはプリフロップで広い範囲のハンドでゲームに参加し、ポストフロップ以降は消極的なプレイ(コールやチェックなど)を好みます。このスタイルのプレイヤーはあまりポーカーに詳しくなく、最適解ではないプレイをする場合があります。

03.まとめ

今回は、ポーカーのスタッツについて解説しました。オンラインポーカーでしか使用することができない細かいスタッツも存在しますが、データを利用したプレースタイルの判別は、どんな時でも可能です。ポーカーはデータや経験がものを言うゲームなので、ぜひスタッツを活用してみてはいかがでしょうか。

初心者でも楽しめる!

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