フィッシュ

ルール・マナーステップ

ポーカーのフィッシュとは?意味や特徴を解説

ポーカーをプレーしていると「フィッシュ」という言葉を耳にすることが、時折あるようです。直訳すると魚という意味ですが、もちろんそれを指しているわけではありません。ではポーカー用語としてのフィッシュはどのような意味なのでしょうか。またフィッシュと呼ばれる人のプレーの特徴なども解説します。

01.ポーカーにおけるフィッシュの意味

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フィッシュとは、ポーカーがあまり得意ではないプレイヤーのことを指し、テーブル上で上手くゲームを立ち回れない人のことを指します。日本語に置き換えるなら「カモ」という言葉が適切でしょう。

「フィッシュ」という言葉の使用例ですが、例えば「昨日、ポーカーをやったんだけど、フィッシュが多くて簡単に勝てたよ!」というように使うようです。

逆に、上級者でポーカーで利益を安定的に出せる上手いプレイヤーのことを「シャーク」と呼びます。鮫が魚を食べることから、強いプレイヤーが弱いプレイヤーのチップを奪い取っていくことに由来するそうです。

02.ポーカーでフィッシュと呼ばれるプレイヤーの特徴

ではどのようなプレーをすると、フィッシュと上級者から揶揄されてしまうのでしょうか。

ハンドの参加率が高すぎる

6〜9人の大人数のテーブルのプリフロップへの参加率は一般的に20%前後とされています。なので参加率が20%と比較して明らかに高いプレイヤーはフィッシュの可能性が高いと言えます。具体的には全ハンドのうち40%以上で参加しているプレイヤーがいれば注意して動向を見てみましょう。

ただし上級者でも、強気にヘッズアップを狙うプレイヤーはプリフロップへの参加率が高くなる傾向があります。なので一概に参加率で判定できませんが、一つの指標にはなるでしょう。

プリフロップに、ブラインドにコールをする

プリフロップで、ブラインドの強制ベットと同じチップ数に合わせるコールするプレイヤーもフィッシュである可能性が高いです。

そもそも弱い手がきているならフォールドするべきで、強い手がきているなら、レイズで周りのプレイヤーをフォールドさせるべきという考え方があります。もちろん駆け引きの一環でコールを選択することもあります。しかし、毎度、コールばかりしている場合、「とりあえず強制ベットと同じチップ枚数という最低枚数で、次のベットラウンドに進み、最初の3枚のコミュニティーカードをみたい」と考えている初心者の可能性があります。

ただレイトポジション(後ろの順番で行動するプレイヤー)にアグレッシブなプレイヤーがいる場合や、半額で次のラウンドに行けるためコストパフォーマンスの観点で有利なスモールブラインドのポジションにいる場合など、コールしても問題ない例外の状況はあるので気をつけてください。

ポーカー フィッシュ

どのラウンドでも、レイズやリレイズの頻度が低い

「コーリングステーション」と呼ばれるプレイヤーも、フィッシュに該当します。コーリングステーションとはハンドが弱くても強くても、コールするプレイヤーのことを指します。一般的に降りた方が良いとされる弱いハンドでも関係なくコールをします。

このような特徴が見受けられるプレイヤーと同じテーブルになったときの対処法としては、できるだけブラフなどをせず、セオリー通りのプレーをするようにしましょう。理由は、相手がほとんどのハンドでコールしてくれるため、ブラフの必要性はあまりないからです。

逆に自分がフィッシュだと予想しているプレイヤーが強気にベットやレイズをしてきたら、相手はかなり強いハンドをもっていることを予想できます。

ティルトしやすい

フィッシュはすぐにティルトしてしまいます。ティルトとは、自分の負けが続いているときや、一度大きくチップを失ったときなどに冷静さを失い感情的になってセオリーから大きくはずれたプレイを繰り返すことです。

ポーカーをプレイしている限り、一度に大きく負けたり連敗したりすることはよくあることです。そのため熟練のプレイヤーは気にせず冷静にプレイする事が可能です。

突然冷静さを欠いたようにプレイスタイルが変わるプレイヤーがいたら、フィッシュの可能性が高いといえます。

場慣れしていない

ポーカーは戦術も大切ですが、相手の表情や態度を見て考える心理戦の要素もとても大切です。ただフィッシュは、自分のプレイに精一杯になってしまい周りの表情や状況を確認する余裕がない場合が多いです。そのようなプレイヤーは必死になっていることが雰囲気から読み取れてしまいます。

03.まとめ

フィッシュをテーブルの中で素早く見つけ、そのプレイヤーからチップを勝ち取る行為はゲームを有利に進める上でとても重要なポイントです。

ただ全てのプレイヤーに対するリスペクトは常に持ち続ける必要があります。ポーカーの立ち回りのセオリーから大きくはずれたプレイをするフィッシュに踊らされて、負けてしまった時も、素直に負けを認めなければなりません。

あるいは自分自身がフィッシュという自覚がある人は、対策として、例えばオンラインでのポーカーゲームで遊ぶことで、プレーに慣れるという方法があります。オンラインだと、誰かに見られることで焦ったりすることはないので、初心者にはおすすめかもしれません。

FAQ

ポーカーで勝つためには、確率を考慮して自分の手札の強さを判断することと、心理戦で相手を読み取ることが重要です。相手のベットパターンや行動を観察し、自分の戦略を柔軟に調整することで勝利に近づけます。

「オールイン」とは、自分の手持ちのチップをすべてベットすることです。手持ちのチップが不足して他のプレイヤーと同額をベットできない場合でも、オールインを宣言することでゲームを続行できます。

「ブラインド」とは、ゲーム開始時に強制的にベットされるチップのことです。スモールブラインドとビッグブラインドの2種類があり、ディーラーボタンの左隣から順に配置されます。スモールブラインドは最低ベット額の半分、ビッグブラインドは最低ベット額全額を強制的にベットします。

ポーカーのベットアクションは以下の通りです。 コール:前のプレイヤーと同じ額のチップをベットすること。 レイズ:前のプレイヤーのベット額にさらに上乗せしてベットすること。 フォールド:勝負を降りて、このゲームから離脱すること。 チェック:ベットせずに順番をパスすること。自分より前のプレイヤーが誰もベットしていない場合にのみ可能です。

テキサス・ホールデムでは、各プレイヤーに2枚のハンド(手札)が配られます。その後、5枚のコミュニティカードが公開されます(最初に3枚のフロップ、その後1枚ずつのターンとリバー)。プレイヤーは各ラウンドでベットやフォールドなどのアクションを行い、最終的に最強の役を持つプレイヤーが勝者となります。

ポーカーの役は強い順に以下の通りです。
ロイヤルフラッシュ
ストレートフラッシュ
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド/クアッズ)
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド/トリップス/セット)
ツーペア
ワンペア
ハイカード

初心者でも楽しめる!

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