01.ブラフの使い方の例文

それでは実際にブラフのテクニックを使った例文を紹介します。

①「手札は弱そうだけど、大胆にベットするよ！」
②「このハンドは素晴らしい手だから、レイズしましょう！」
③「すごく考え込んだけど、コールする！」
④「オールインだ！このベットで負けるわけにはいかない！」

①は実は手札が強くないが、相手へ強気に圧力をかけることで相手のフォールドを誘う試みです。
②は実際には手札が強くないけれど、自分の手札が強いとはったりをかけてレイズすることで相手に手強いプレイヤーだと思わせる意図が込められている。
③は実際には考え込んでいなくても、相手に対して深く悩んでいるように見せることで、相手が賭け金を増やすことを阻止する試みです。
④は実際に手札が弱い場合でも、“オールイン”という大胆な行動に出ることで相手にプレッシャーを与える試みです。

これらの他にもたくさんのブラフを用いた例文があります。相手に圧力をかけれるように自分なりの例文を考えてみても面白いでしょう。

02.ブラフのメリット・デメリット

続いてブラフのメリット・デメリットについても詳しく解説していきます。

ポーカーは毎回、自分の手札が強いとは限りません。それでも勝利するには弱い手札でも勝つ方法を考えなければ行けません。

そこでブラフを上手く使いこなすことができれば、長期的にみて自身に大きな利益が得られ、勝率を上げることにも繋がります。それではブラフのメリット・デメリットについて解説していきます。

ブラフのメリット

ではブラフのメリットとは大きくどのようなところでしょうか？

以下の2つが挙げられます。
①強いハンドを持っていなくても利益が出せる
②自分のハンドレンジが読まれなくなる

②は自分が強いハンドでしかかけていなかったら、相手にハンドを読まれてしまいます。そこで 　ブラフを混ぜて弱いハンドも強くいうことで、相手がハンドを読むことが難しくなります。

ブラフのデメリット

次にブラフのデメリットです。以下の2つが挙げられます。
①ブラフを使うことで自分の信頼性が失われてしまう
②ブラフに失敗した場合、大きな損失を被る可能性がある。

①はもし相手がブラフを見破った場合、自分への一貫性が無いことがバレて発言の説得性が失われてしまいます。さらに自身のブラフを見破られやすくなり、報復を受ける可能性が高まります。

②はもし自分がブラフを行っても、相手がコールやレイズを行って、賭け金を増やしたことで大きな損失を被るリスクです。

このようにブラフはリスクと報酬のトレードオフなので、メリット・デメリットを考慮しながら適切なタイミングで使うことが重要でしょう。

03.ブラフの種類

ここまでブラフの大まかな特徴を説明してきました。

では、実際ブラフにはどのような種類があるのでしょうか？以下の2種類について紹介していきます。
・ピュアブラフ
・セミブラフ

ピュアブラフ

ピュアブラフとは自分のハンドが弱く、逆転できる可能性がほとんどない時に行うブラフです。

ピュアブラフはリスクがかなり高いため、相手がフォールドする確率が高い場合に使用すると効果的でしょう。

セミブラフ

セミブラフとは、自分のハンドが逆転可能の余地を残している時に使うブラフです。

フラッシュドローやストレートドローなど、アウツがそこそこ残された状態であれば、ブラフを見破られても逆転勝利の可能性があります。

一方、強いカードが手に入らなければ手札が弱いままの可能性もあるので注意が必要です。

04.ブラフすべきタイミング

それでは次にブラフを使うべきタイミングについて紹介します。

ブラフすべきタイミングは以下の2点を注意する必要があるでしょう。
①ナッツ級の強いハンドを持っていないか
②ポットにコミットしていないか

ナッツ級の強いハンドをもていないか

相手がナッツ級の強いカードの場合、どれだけブラフで相手を欺いてもフォールドさせることは不可能です。他にもフルハウスやフラッシュ、ストレート、スリーカードなどの強いカードを持っている場合にも、フォールドさせられる可能性は低いでしょう。

このように相手のハンドの強さを予想して、ブラフを仕掛けるかどうかを判断することが重要です。具体的には相手のハンドレンジやポジションを考慮して、フォールド可能かどうかを見極めましょう。

ポットにコミットしていないか

ポットにコミットしているということは、相手の残りのチップがあまりにも少なく、ポットが多い時、フォールドするよりも得られる利益の期待値が大きいことがあります。

例えば、オールインしている場合やチップと比べて大規模なベッドやレイズを行う場合に注意が必要である。

05.ブラフのテクニック

それではポーカーで勝つためのブラフテクニックについて解説していきます。

・ブラフレンジについて理解しよう

ブラフレンジとは相手が嘘をついている範囲です。ハンドレンジという言葉があるように相手のハンドをより詳しく予測することが重要です。

・プリフロップでのブラフのテクニック

プリフロップからブラフを行うことは、ストーリーラインが一貫性を持つため説得力が増します。

ただプリフロップからブラフを使うことはリスクが大きいので、セミブラフの時に使うと効果的になるでしょう。

・フロップでのブラフのテクニック

フロップでのブラフは以下の2つがあります。
①プリフロップのアグレッサーのc-bet
②プリフロップのアグレッサーに対してレイズ (またはチェックレイズ)

①は自分のハンドレンジが相手より強いことを主張することです。これによってフロップで、絵札またはAが落ちた際には自分のハンドが強くなっている可能性があります。

②は①を逆手にとった方法です。プリフロップで相手のレイズに対してコールした場合、自分のハンドレンジが広いことを主張できます。そこで、例えばフロップで4♥5♥6♣などが落ちたとき、相手のc-betに対して、ブラフレイズするのは効果的です。

06.適切なブラフの頻度・割合

ブラフを成功させるには頻度や割合も気にしなければいけません。あまりにもたくさんブラフをしていると信頼性がかけることがあります。そこでブラフの頻度を減らすことで、相手プレイヤーからあんまりブラフをしない人だと思われます。そうすることでブラフの成功確率が上がります。

反対にブラフをたくさんすることのメリットとしては、自分が本当に強いハンドの時に、相手からコールしてもらえる可能性が高まります。

07.ブラフキャッチのコツ

ブラフキャッチとは相手のブラフを捕まえるということです。つまり相手のブラフを見破る行為です。

ではブラフキャッチを行うには、どのようなコツが必要なのでしょうか。一つ目に相手のプレースタイルを知ることです。ポーカーでは相手の性格がプレースタイルに反映されるゲームです。なので相手の観察をすることでプレーの癖を理解し、ブラフキャッチの成功確率が高まる可能性があります。

二つ目に相手のアクションが理にかなっているかを機にすることです。例えば自分のレイズに対してコールしてきただけなのに、フロップでブラフをしてきたとしましょう。その時自分のハンドが強いとすると、状況を遡ることでブラフを見破ることができます。

08.まとめ

ここまでブラフについて詳しく説明してきました。ポーカーで勝つためには相手のハンドレンジを上手く読み、ブラフも交えながらプレイすることが重要だとわかりました。

ブラフのメリットや注意点についても考慮しながらプレイすることで、ポーカーがより楽しくなること間違いないでしょう。