ポーカー バンクロール

ルール・マナーステップ

ポーカーにおけるバンクロールについて解説!

「ポーカーで気づいたら自分のチップが全てなくなっていた」「運が悪くて負け続け、チップが底をついた」という経験をした方もいるのではないでしょうか。そんなときに重要なのが、バンクロールです。そんなバンクロールについて、意味や重要な理由、注意点を徹底解説します。

01.バンクロールとは

ポーカー バンクロール イメージ01

バンクロールとは、ポーカーに使うことが可能な手持ちのチップのことを指し、ポーカーをプレイする際には、このバンクロールがゼロにならないような調整が必要です。そして、そのようにチップをやり繰りすることをバンクロールマネジメントと呼びます。

あらかじめプレーを始める前にバンクロールを決め、その量のチップの余裕を持たせながらプレイしていると、ゲームが終わったときにチップがなくなっているというような事態は起こりません。もし連敗が続いた際に、いつやめればいいか冷静な判断ができなくなるときもありますが、このバンクロールに従ってプレイすると、やめどきが決まっているので、上限なく損失額が増えることがなくなります。

02.バンクロールが重要な理由

チップが0になってしまうから

バンクロール管理が重要な理由の一つは、チップが0になることを防ぐためです。ポーカーでは、運の要素が短期的に大きく影響します。たとえ有利な状況であっても、確率によっては一定の期間で負け続けることがあるため、バンクロール管理が欠かせません。

例えば、自分がAAを持っていて、プリフロップで相手にオールインされた場面を考えてみましょう。これはポーカーにおいて有利だとされている状況ですが、相手のハンドによっては負けることもあります。確率的には有利な勝負であっても負ける可能性もあります。

もしバンクロールのすべてをこの勝負に賭けてしまうと、集中的な不運によってチップが0になるリスクが高まります。チップが0になれば、ゲームを続ける資金すら失ってしまうことになり、ポーカーをプレイする機会が失われる可能性があるのでバンクロール管理は、このような状況を防ぐために不可欠です。バンクロールを適切に管理することで、短期的な不運や連敗に耐えつつ、ゲームを続けるための資金を確保することができます。

ポーカーは分散の激しいゲームだから

バンクロールが大切な2つめの理由は、ポーカーが分散の激しいゲームであるからです。分散が大きいゲームほど、本当の実力に収束するのに時間がかかると言われています。ポーカーの分散の要素は非常に大きいため、一時的な運の要素がゲームの勝敗に大きな影響を与えます。

ポーカーはプロのプレイヤーであっても、日や週単位で負け越すことは珍しくありません。特にトーナメント形式のポーカーは分散が大きいとされ、一生かかっても実力に収束しないことがあります。通常のゲームでも、本当の実力を知るためには数十万ハンド以上のプレイが必要とされ、運の影響を排除するのは難しいとされています。なのでバンクロール管理は、分散の影響を受けつつもゲームを続けるための資金を確保し、実力が発揮されるまでの長期的なプレイを保証するために大切です。ポーカーの分散を理解し、それに対処するために適切なバンクロールを持つことが、成功するポーカープレイヤーにとって不可欠です。

プレッシャーを感じないようにするため

バンクロール管理が重要な3つ目の理由は、プレッシャーを感じないようにするためです。マネープレッシャーは、賭けているチップが大きいことによって、正しい判断ができなくなる状態を指します。

ポーカーは正しい判断を選び続けるゲームであり、冷静な判断が成功への鍵となります。例えば、強力なハンドを持っていても、相手の大胆なベットに対して躊躇することがあるでしょう。またブラフやアグレッシブなプレイをためらうこともあります。このようなプレッシャーがかかると、本来の実力を発揮できず、ゲームに勝利する機会を逃してしまう可能性が高まります。適切なバンクロールを持つことで、プレッシャーを感じずにプレイできます。これにより、最良のパフォーマンスを発揮し、冷静な判断を維持できるでしょう。バンクロール管理は、プレイヤーがプレッシャーに負けずに最適なプレイを実現するための重要な要素と言えます。

03.バンクロールにおける注意点

ポーカーの種類で分散が変わる

基本的に、ポーカーのゲームの種類によって確率が変わるので、バンクロールも変わります。例えばプレイヤーの手札に4枚、コミュニティーカードに5枚配布し、手札から2枚、コミュニティカードから3枚選ぶことで、役を作って強さを競うオハマポーカーは、分散が大きくなるとされています。

逆にベット額に制限を設けるリミットホールデムなどは、分散が小さくなります。

自分のスキルやスタイルで最適なバンクロールが変わる

スキルやプレースタイルでも必要なバンクロールは変わります。もし80%の勝率があるプレイヤーがいれば、もちろん勝率60%のプレイヤーよりバンクロールは少なくて済みます。なぜなら分散が少ないからです。

もしポーカーの実力は十分なのに、なかなか勝てない人がいるなら、それはバンクロールが不足しているか、分散の低さを好む保守的なプレイヤーだと考えられます。自分のスキルや取りたい戦略によっても分散は変わるので、それに合わせてバンクロールを設定すると、勝ちに近づくでしょう。

04.まとめ

ポーカーというゲームの特性上、日によって上振れたり下振れたりするのは、仕方がないことです。そんな下振れた日に、どれだけ損失を出さないように立ち回るかが重要ですね。バンクロールをしっかり管理していると、プレー面にも余裕が出てゲームの質も向上するかもしれませんね。

FAQ

ポーカーで勝つためには、確率を考慮して自分の手札の強さを判断することと、心理戦で相手を読み取ることが重要です。相手のベットパターンや行動を観察し、自分の戦略を柔軟に調整することで勝利に近づけます。

「オールイン」とは、自分の手持ちのチップをすべてベットすることです。手持ちのチップが不足して他のプレイヤーと同額をベットできない場合でも、オールインを宣言することでゲームを続行できます。

「ブラインド」とは、ゲーム開始時に強制的にベットされるチップのことです。スモールブラインドとビッグブラインドの2種類があり、ディーラーボタンの左隣から順に配置されます。スモールブラインドは最低ベット額の半分、ビッグブラインドは最低ベット額全額を強制的にベットします。

ポーカーのベットアクションは以下の通りです。 コール:前のプレイヤーと同じ額のチップをベットすること。 レイズ:前のプレイヤーのベット額にさらに上乗せしてベットすること。 フォールド:勝負を降りて、このゲームから離脱すること。 チェック:ベットせずに順番をパスすること。自分より前のプレイヤーが誰もベットしていない場合にのみ可能です。

テキサス・ホールデムでは、各プレイヤーに2枚のハンド(手札)が配られます。その後、5枚のコミュニティカードが公開されます(最初に3枚のフロップ、その後1枚ずつのターンとリバー)。プレイヤーは各ラウンドでベットやフォールドなどのアクションを行い、最終的に最強の役を持つプレイヤーが勝者となります。

ポーカーの役は強い順に以下の通りです。
ロイヤルフラッシュ
ストレートフラッシュ
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド/クアッズ)
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド/トリップス/セット)
ツーペア
ワンペア
ハイカード

初心者でも楽しめる!

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