ナッツ

手札・役ステップ

ポーカーにおけるナッツとは?名前の由来やその意味を初心者にもわかりやすく解説!

ポーカーは昔からプレイされているトランプを用いて行われるカードゲームですが、52枚のカードからプレイヤーに5枚のカードを配って行われるもの以外にも、様々なルールが存在します。

その中でも、アメリカやオンラインを中心に最近特に主流となっており、人気が高まっているものがテキサスホールデムポーカーと言われるルールです。

テキサスホールデムではプレイヤーには手札は2枚しか配られず、コミュニティカードと呼ばれる参加者全員が手札の一部としてできるカードが場に公開されていることが大きな特徴となります。

基本的に対戦相手のカードを見ることができない5枚ずつカードを配って行うポーカーとは異なり、テキサスホールデムでは手札の一部がお互いに公開されているため、より駆け引きの要素が高まり、相手と自分の手札の力関係に関して、テキサスホールデムポーカー特有の状況が発生する場合があります。

今回は記事では、テキサスホールデムポーカーのようにコミュニティカードを用いて行うルールで使用される用語の一つであるナッツについて解説します。

01.ナッツとは?名前の由来は?

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ナッツとは、テキサスホールデムのように、コミュニティカードがお互いに公開されている場合に、公開されているカードと照らし合わせ、自分の手札が想定されうる手札の中で最も強い、という状況を指します。

ナッツという用語の由来には諸説ありますが、有力だとされている説の一つは、西部開拓時代のアメリカで、ポーカーをプレイする労働者が、全財産を賭けたベットを行う際に、万一この試合で負けた場合でも、逃げ出したりしない、という証明の意味を込めて荷車のタイヤを止めるナットを外してテーブルに置いたことに由来する、というものです。

もしこの説が事実であれば、ピーナッツのような食べ物のナッツではなく、ボルトやナット、といった文脈でのナッツを指しているということになります。

英語ではナッツの手札という意味で、ナッツのことをナット・ハンドと呼ぶ野も一般的です。また、想定されうる限り最強の手札ではないものの2番目に強い手札のことをセカンドナッツ、3番目に強い手札のことをサードナッツ、のように呼ぶこともあります。

02.ナッツの判別方法とその例

自分の手札がナッツとなっているかを判別するためには、場に公開されているコミュニティカードと手札を照らし合わせて、判断を下す必要があります。

通常テキサスホールデムでは、手札に配られた2枚と場の5枚のカードの内、任意の3枚を組み合わせて5枚の手札とし、その中で揃った役で勝負する、という形式で試合が行われます。

例①

この場合に、例えば場のコミュニティカードが♠5♠6♣A♠9♥5の5枚であった場合、この5枚に2枚を加えて作ることが出来る役の中で最も強いものは、5枚すべて♠、5~9のストレートフラッシュとなります。役全体で見ればロイヤルストレートフラッシュが最も強いですが、QやK、Aといったカードがコミュニティカードにはないため、2枚の手札を加えても、ロイヤルストレートフラッシュが成立する可能性はありません。

このため、もし自分が♠7と♠8の2枚の手札を持っていた場合にはナッツであるということになります。

例②

もしも、コミュニティカードが♠︎10♣︎7♠︎3♠︎K♥9のような場合には、手札の2枚を加えても、フォーカードやストレートフラッシュ、フルハウスといった役は成立しません。このため、最も強い役はそれらに次いで強い役であるフラッシュです。対戦相手も同じフラッシュを揃えていた場合には数字の強さを比較しての勝負となるため、理論上最強の手札は♠Aと♠Q(♠Kが既に場にあるため)の二枚で、これがナッツとなります。次いで強い手札である♠Aと♠Jの2枚がセカンド・ナッツとなります。

手札にJとQがあれば、コミュニティカードと合わせて、9,10, J, Q, Kというストレートを作ることが出来ますが、ポーカーのルールではフラッシュの方がストレートより強い役として設定されており、ストレートを揃えても、対戦相手がフラッシュだった場合には敗北してしまうため、♥J♦Qのような手札はナッツとならないので注意が必要です。

03.まとめ

主にテキサスホールデムポーカーで重要となってくる手札の状態であるナッツについて解説しました。

自分の手札がナッツとなっていれば、試合に敗れる可能性がないため、手持ちのチップ全てを使ったオールインベットなど、強気な勝負に出ることが出来ます。皆さんもぜひ、場のコミュニティカードを見ながら、ナッツがどのような手札になるのかを念頭に置きながらプレイしてみてください。

初心者でも楽しめる!

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