ハンドレンジ

1stステップ

ベットアクションにも影響を及ぼすハンドレンジとは?
事例を含めて解説

テキサスホールデムにおいて「ハンドレンジ」は重要な考え方です。

自分のハンドレンジが相手に絞られてしまうと負ける可能性が高くなりますし、逆に相手のハンドレンジを確実に絞られると勝率が上がるからです。このようにハンドレンジの推察はテキサスホールデムの勝敗を決める要素になっています。

今回はハンドレンジの考え方や事例について解説していきます。

01.相手のハンド範囲を推察しよう!ハンドレンジとは

ハンドレンジのハンドは「手札」、そしてレンジは「範囲」という意味です。つまりハンドレンジとは、「相手の持っているであろうハンドの範囲」を指しています。

テキサスホールデムでは

  • 自分だけが見られる・使えるスターティングハンド2枚
  • 全員が見ることができる・使えるコミュニティカード5枚

の2要素で勝負を行います。

スターティングハンドの自分しか見られない・使えないという要素が、不確定情報を発生させテキサスホールデムを面白いゲームにしているのがポイントです(クローズドのコミュニティカードも同様)。各プレイヤーは自分のハンドレンジを絞られないようにプレイしながら、相手のハンドレンジを読んでいく必要があります。

ちなみに自分のハンドとコミュニティカードでオープン中のカードは、ハンドレンジから除外可能です。つまりコミュニティカードがオープンするほどハンドレンジは絞られてきます。またベットアクションのタイミングやアクション内容(コールやレイズ)によって、ハンドレンジをある程度絞ることができるのもポイントです。

02.ハンドレンジの事例

ここからはハンドレンジの事例をご紹介していきます。

事例1:プリフロップ前

スターティングハンドはベットしてプレイに参加するかしないかを決める重要なハンドです。プレイヤーが持てるスターティングハンドの総数は52枚の中から2枚を抜き出す総数で、1326通りです。しかしハンドレンジでは「マークが違っても数の組み合わせが同じであれば区別しない」といったルールがあるので、実質の組み合わせは169通りになります。

  • 同じマークがそろっている「スーテッド」と、そろっていない「オフスーテッド」で分類した場合

各プレイヤーのベットアクション前であると情報が

  • 自分のハンド内容
  • 相手のテル(癖)
  • 今までのプレイスタイル

といったように限られています。ですからハンドレンジの幅は自然と広がるでしょう。絞る自信がない場合は、プリフロップ段階での各プレイヤーのアクションを見定めていきます。

事例2:プリフロップ後

プリフロップのアクション後は各プレイヤーのベットアクションを情報としてハンドレンジに加えます。ただし自分のアクションが相手に情報として追加されているのも忘れないでください。

仮にプリフロップで、ディーラーポジションのプレイヤーがレイズしてきたとします。この場合最高ポジションからベットをしているので、たとえレイズであっても強いハンドとは限りません。ですから

  • ♡A♡K
  • ♤6♧8
  • ♡7♢10

といったように幅広いハンドレンジで勝負を挑んでくる可能性が高いです。

逆にアンダー・ザ・ガンといった弱いポジションからレイズしてきた場合、

  • ♡A♡A
  • ♤13♡Q
  • ♤A♢K

といった強いハンド(プレミアムハンド系)で勝負を挑んでいる可能性が高くなります。つまりハンドレンジの幅が絞れるのでプレイしやすくなります。

事例3:フロップ後

フロップ後は

  • 3枚以上のコミュニティカード
  • 各プレイヤーのベットアクション
  • フロップ以降のテル

といったさまざまな情報がハンドレンジへ追加されます。ですから自分のハンドレンジも相手のハンドレンジもより絞られている状況です。

フロップ以降のハンドレンジは、相手のプレイスタイルを基にレンジを絞っていくとよいでしょう。

たとえば相手プレイヤーを「タイトでパッシブなプレイヤー」だとします。つまり強いハンドでしか勝負を仕掛けてこない、ベットアクションも控えめなプレイヤーです。

プリフロップ段階では、相手プレイヤーが自分のベットに対してレイズ。そしてフロップでカードが「AQ10」と3枚開いてからはあなたがレイズ、相手はリレイズでチップ額を上乗せしています。

この場合

  • 相手がブラフを付くのは難しい
  • プリフロップ段階で強気にレイズしている
  • フロップではさらにリレイズで強気な姿勢を見せている

といった情報を総合すると、「相手はスターティングハンドのみで強く、さらにフロップでリレイズできるほど強い役がそろっている」と推察できます。そしてフロップ段階でそろいそうなのは「ストレート」です。

この場合想定されるハンドレンジは

  • AK
  • KJ
  • AJ

といったように、最低でもAKが含まれており勝負しやすい、それでいて高いランクのストレートが狙えるようなレンジと想定できます。

上記は各過程を基にした一例であり、相手がルースでアグレッシブといった場面だとレンジが変わる点に注意しましょう。

03.ハンドレンジを成功させるコツとは?

ハンドレンジで導き出された相手のハンドは、あくまで予測です。予測は100%ではなく、当然失敗することもあります。

ですから「絶対にこのハンドを持っている」と確定しないのが前提です。相手にこちらがハンドレンジを確定していることを読まれると敗北する原因になります。

そしてハンドレンジを効率よく絞るには確率の考えが必要になってきます。「自分が勝利する確率が65%で、相手が勝つ確率が35%」といったように数値化できると、ベットアクションを積極的に取るべきかそうでないかなど、今後の行動の指針を作れるからです。確率計算に自信がない場合は、実際にポーカーのハンドレンジ表などを見て計算を行ってみましょう。

もちろん「ブラフでハンドレンジがぶれる」といったケースもあります。プレイごとに柔軟にハンドレンジを絞り、勝率を計算していけるかが勝利のカギです。

04.まとめ

ハンドレンジの範囲計算はややこしく、初心者がきっちりやろうとすると時間が掛かりますし難しいです。まずはハンドレンジ表で169通りの勝率パターン相場を分析してみて、プレイに取り入れてみましょう。

その上で相手のプレイスタイルやベット状況などを情報に入れて計算を柔軟に実行できれば、勝率も上がっていきます。

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