オッズ

ルール・マナーステップ

オッズは稼げる戦い方をするために重要!計算方法を学習しよう

ベットする行為が伴うスポーツには、必ずオッズが存在します。テキサスホールデムだけではなく競馬といった競技にもオッズは存在しており、勝率を考えながら的確に稼ぐためのポイントになります。

オッズを考えられるのと考えられないのとでは、プレイスキルに差が出てきます。初心者から脱却したい方はオッズとそれに伴う概念を理解、活用できるようにしておきましょう。

今回はテキサスホールデムで重要なオッズ、そしてアウツといった関連する考え方もご紹介していきます。

01.オッズとは

オッズ イメージ01

オッズとは「賭け率」と訳されます。テキサスホールデムではオッズと自分のハンドの勝率を比較、収支が見合うようであればプレイを継続、そうでない場合はプレイしないといった判断を行います。

確立というのは収束するもので、オッズにおいても複数回プレイを行えば行うほど計算した確立に実際の勝敗の数が近づいてきます。たとえば勝率が51%でも、100回プレイすれば勝ち越せるので利益が出ることになるでしょう。

逆に勝率が49%だと、100回プレイした場合負け越すので収支が合いません。このようにテキサスホールデムとは儲けて勝利するスポーツですから、その場その場でオッズを計算、収支を考えてプレイを行うかやめるかを選択するのがポイントです。

02.オッズの計算を習得するメリット

たとえば

  • 勝率が30%、勝利した場合ベットが10倍になるゲーム
  • 勝率が12.5%、勝利した場合ベットが7倍になるゲーム

の2つがあるとします。この場合前者が儲かります。

前者は3.3回に1回ほど勝てる計算です。つまりベットが3.3倍以上になれば儲かる計算になりますが、10倍なので収支の合う金額の3倍以上報酬を獲得可能です。

対して後者の場合は、8回に1回しか勝利できないので収支を合わせるためベットが8倍以上になる必要があります。しかし7倍なのでマイナスになりプレイする意義が薄れてしまいます。

テキサスホールデムではプレイを積み重ねるほど勝率が収束していくので、オッズを見ながら勝率と比較し、アクションを考えることで損をするリスクを減らして大きく稼げるのがメリットです。プロポーカープレイヤーは常にオッズと勝率を天秤に掛けて負けない戦い方ができます。

03.オッズの計算方法

ここからは用語の解説を挟みながら、オッズの計算方法を解説していきます。

100でポットオッズを割る

ポットオッズとは「ベットしたとき、ポットと比較して自分が勝利した場合に返ってくる金額の倍率」を表します。要は「今これだけ賭ければ、何倍で返ってくる」というのを計算するために使われるのがポイントです。

たとえばヘッズアップで1対1の勝負になり、ポットが10BBになっています。相手は5BBベットしてこちらのターンになっています。5BBでコールする場合「10BB+5BB+5BB=20BB」がポット総額になります。勝てれば5BBに対して20BB返ってくるので、オッズは4倍です。

現在の勝率とポットオッズを比較する

テキサスホールデムでは

  • ポットオッズに対して勝率が高くプレイする価値がある:オッズに合う
  • ポットオッズに対して勝率が低く損をする可能性がある:オッズに合わない

といった言葉を使います。

必要な勝率は「100%/ポットオッズ」で計算可能です。つまりポットオッズが高くてリターンが大きいほど、勝率が低くても収支が合う計算になるのがポイントになります。

仮に現在9BBであなたが1BBでベットを行う場合、必要な勝率はまずオッズが「10BB/1BB=10倍」なので、「100%/10倍=10%」になります。10%以上の確率で勝てるハンドが手にあればプレイを継続してもよい計算です。

アウツも計算してみる

オッズに関する計算には「アウツ」という概念も関連してきます。アウツとは「ドローしたら勝利できるカード」を指す言葉であり、勝率計算に必要です。

たとえばあなたのハンドが「♡4♧5」であり、リバーで「♡6♤7♢10♧Q」が落ちていると仮定します。あなたは3あるいは8が落ちれば、高い確率でストレートドローによって勝てると判断しました。

テキサスホールデムではトランプを使うので、使う枚数はジョーカーを引いて52枚です。分かっていないカードの枚数はハンドの2枚とボードの4枚を除いた46枚。そのうち38は4枚ずつ、合計8枚含まれています。よってあなたのアウツは「8/46=17.3%」です。

アウツが17.3%の場合、オッズが6倍以上程度ないと収支が合いません。ポットが小さい場合はフォールドしてもよいでしょう。

2%と4%の法則も覚えよう

アウツの計算が面倒臭いと感じる場合は、「2%と4%の法則」が使えます。これはターンあるいはリバーでアウツが引けるチャンス回数によって「アウツ×%」の計算を行うことで、大体の勝率を計算できるという概念です。実際には誤差が出ますが、初心者は大体の勝率が分かるので活用していけるとよいでしょう。ターンあるいはリバーどちらかでカードが出ればよい場合は2チャンスで4%、またターンかリバーどちらかのみでカードが1枚出れば勝利の場合は1チャンスで2%を掛けるのがポイントです。

たとえばオープンエンドストレートドローでターンを迎えたとします。ポットは相手が5BBベットして合計30BBになっています。もしあなたが5BBでコールして勝利できた場合は、オッズは35/5=7倍です。勝率は14.3%以上で収支が合う計算です

リバーでアウツがドローできてストレートになる確率は、アウツの数である8枚を2%と掛け合わせて「8枚×2%=16%」となりました。勝率を上回っているので、オッズが合う計算です。

オッズは相手をフォールドさせる際にも使える

もし相手のアウツを計算した上でオッズを変更できると、相手に威圧を与えてフォールドさせるテクニックになります。

たとえば上記と同じケースで、相手のアウツが16%だとします。この場合オッズが7倍以上ほどになっているとオッズが合うため、オッズに変動がないと相手はプレイを継続してしまうのでこちらとしてはよくありません。

ただし、たとえばポットが10BBでこちらが5BBベットしたと仮定します。するとオッズは「(相手の5BBコール+こちらのベットを上乗せしたポット15BB)/5BB=4倍」となり、必要な勝率が25%になります。要はアウツ16%に見合わないため降ろせる可能性が高くなるのがポイントです。

このようにオッズやアウツが計算できると、相手がどのくらいのベットで降りるのか、あるいはコールやレイズしてくるのかなどが分かりやすくなります。あいまいなアクションから確実度の高いアクションへ自分のプレイスキルを昇華させられるでしょう。

04.まとめ

今回はオッズやアウツといった、ベットアクションにもかかわってくる重要なテキサスホールデムの要素をご紹介してきました。

オッズと現在の勝率を計算・比較することで収支に合うのか合わないのか(オッズに合うのか合わないのか)が明確になります。勝率はアウツで計算しますが、面倒な方は2%と4%の法則でサッと大体の勝率を予測してみましょう。

また相手のアウツが分かった上でオッズを管理できると、フォールドを誘ったりといったテクニックが実行可能です。ぜひオッズやアウツを理解して場をコントロールしてみましょう。

初心者でも楽しめる!

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