マナー
テキサスホールデムを楽しくプレイするためのルールとマナー
今回は初めてライブポーカーに参加する際にあらかじめ知っておきたいマナーやエチケットについてご紹介していきます。
01.離席も可能だがブラインドは削られるので注意
プレイ中
- ・トイレがしたい
- ・水を飲みたい
- ・タバコを吸いたくなった
といった場面で離席を行うのはマナー違反ではありません。ただしその間にブラインドは削られてしまいます。
プレイ中には必ず休憩時間が設けられています。気分転換や用を足したりするのは、そのときにできれば済ませておきましょう。
02.複数回チップを賭けるストリングベットは禁止
1回のベット行為のときに、チップを複数回に分けてベットする事、チップをボトボトボトって感じで一気に置かずに少しずつ置くことを「ストリングベット」と呼びます。ストリングベットはテキサスホールデムの「ルール」として禁止行為に該当します。
これはチップの量を変更している間に、他プレイヤーの顔をうかがってハンドの推測といった行為が簡単にできてしまうからです。周囲から見てもちびちびベットを行っている姿は決して格好よくはないでしょう。見つかったらディーラーに即注意されます。
場合によっては最初にベットした分のみが有効になるといったケースもあるので、絶対にやらないでください。ただし最初から「〇チップコールする」といったようにあらかじめ額を発声してからベットする分には問題ありません。発声した額からチップ量が増減する可能性がないからです(スマートに出したほうが嫌がられずに済むでしょうが)。
03.チップは分かりやすいようにベットする
プレイをスムーズに行うため、ベットは分かりやすいように行うのが基本です。
たとえば
- ・金額の大きい順にチップを上へ配置する
- ・「チェック」と発声するか、もしくはテーブルをトントンと叩く
- ・中途半端なチップ額については金額をあらかじめ発声する
といった工夫で気持ちよくプレイヤー間でプレイができるようになるでしょう。
04.他人のプレイに口を出さない
テキサスホールデムに限りませんが、他人のプレイに口を出す行為は基本的に禁止です。プレイヤーには「こういう風にプレイしたい」、「頑張ってプレイを肌で覚えたい」という思いがあります。勝手な口出しはそういった気持ちに水を差す行為です。
身近な例でいうと、ポーカーYoutuberとしてとして活躍している実況者が「いわゆる指示出し厨のコメントを禁止します」というメッセージを発信する場合があります。自分の自由なプレイを指示出し厨が制限することになりますし、他視聴者とのトラブルにもつながるからです。
ただし
- ・相手が初心者であり、誰かにちょっとしたアドバイスを求めている
- ・家族や友達とルールを緩くしてプレイしている
といったケースでは指示出しが容認される可能性もあります。もちろん公式大会ではNGです。
05.ゆっくりハンドを見せるスローロールは嫌がられる
最後にショーダウンして自分のハンドを公開する際に、ゆっくりもったいぶってカード内容を公開する行為を「スローロール」と呼びます。
子供が遊ぶようなカードゲームでも同じですが、もったいぶってカードを出す行為は基本的に嫌われます。ドラマやアニメでは見え切りのようにもったいぶった演出が行われるのはNGではありませんが、それを真似て格好をつけるのはよくない印象を与えます。
「ゆっくりハンドを見せる=格好よい」ではありません。大人の余裕を見せるためにもハンドはスマートにすぐめくりましょう。
06.プレイ中フォールドした際に、ハンド内容を言うのはNG
プレイ中自分がフォールドして敗北した際、「このカードを持っていたのに」と発言するのはNGです。残りのカード内容を推測されるといった心理的な影響が残りのプレイヤーに出てしまうからです。カード内容を推測されるような態度をあからさまに取るのもNGと思ってください。
ちなみに「あなたは何と何を持っていますね」といったように、プレイ中に相手のハンドを推測で口に出すのもよくありません。他の人の分析内容に影響を与えるような行動は、基本的にテキサスホールデムでは控えましょう。
07.ハンドを見せびらかすのはメリットがない(Show one, Show allの原則)
プレイをしている最中に、自分のハンドを他プレイヤーに見せびらかす方もいらっしゃいます。
上級者の方は余裕があるので見せびらかしたい場合もあるでしょうが、初級者や中級者がハンド内容を見せびらかしてもまったくメリットがありません。自分がどんなカードを持っているか一部でも分かれば、態度も含めて推測されて役の内容が簡単に発覚しまうかもしれないからです。
基本は真剣勝負なのですから、気軽に他人へハンドを見せびらかすのはやめましょう。
ちなみにテキサスホールデムでは、「Show one, Show all」という原則があります。1人に見せたら全員に見せましょう、という意味です。
たとえば他の人に見せびらかさなくても、相手が不正に自分のカード内容を除く危険性もあります。もし発覚したらディーラーにオープンを迫られる可能性もありますから、不正の可能性にも備えて自分のハンドはなるべく伏せておきましょう。
08.まとめ
プレイが白熱するとついついマナー違反の行為をしてしまう可能性はあります。
しかし真剣なマインドスポーツとして公正を期しながらプレイを行うのは重要です。
皆さんも是非プレイミスやマナー違反をしないように十分注意しながら、プレイの練習や大会へ臨んでみてください。
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