投機的なハンド

3rdステップ

後で化けるかもしれない!テキサスホールデムの投機的なハンドとは

短期的な相場変動を活用して株や為替などの取引を行い、利益を獲得することを投機と呼びます。テキサスホールデムにも同じような概念があります。それが「投機的なハンド」です。

安かった株が優良株になる可能性があるように、ハンドも後で優良な強いハンドになる可能性を秘めています。ポーカープレイヤーはこれを利用してセミブラフを行ったり、オッズに合う勝負をしたりして利益を獲得するのがポイントです。

今回は投機的なハンドの意味やメリット、プレイしてよい場面の事例などをご紹介していきます。

01.投機的なハンドとは

投機的なハンドとは、「今は弱いハンドだが後で強くなる可能性があるハンド」を指します。たとえば

  • 56(ストレート狙い)
  • ♤K♤2(フラッシュ狙い)

といったハンドは後ほど高い役へ昇華する可能性があるので投機的なハンドです。

あなたがもし上記のようなハンドを持っている場合、勝率は決して高くありません。それでも後半カードが落ちてストレートやフラッシュなどを引ければ、一気に勝率は上がります。そこで株取引のように後で化けるかもしれないということで、投機的と呼ばれているのです。

ちなみに後で高い役がそろうことを考えると、完全なブラフではなくセミブラフ(後でベットの積極性とハンドの強さが合う可能性がある際に使うブラフ)で運用していけるハンドです。

02.潔くフォールドできる!投機的なハンドでプレイを続けるメリット

投機的なハンドには次のようなメリットがあります。

フォールドの判断が簡単である

投機的なハンドは今は強くないという特性があります。たとえば自分が「67」を持っていてヒットしなかった場合、より上位のハイカードを持っているプレイヤーにも勝てません。それがベット時のよい判断につながる可能性があります。

たとえば自分が「QJ」といった強めのカードを持っている場合、フォールドの判断がしにくくなる可能性があります。仮に「KQ 」といったハンドを持っている相手がいた場合、役がそろわないとあっさり負けてしまうのがデメリットです。フォールドの判断が遅いと損失が増えます。

しかし投機的なハンドの場合「フロップで役がそろわなかったから勝てる見込みが低い」といった判断で簡単にフォールド可能です。負けを小さくできるメリットがあるのも投機的ハンドの特徴です。

狙っている以外の役がそろい勝ちを獲得できる可能性もある

投機的なハンドは、思ってもみなかった場所で勝利できる可能性がある点も魅力です。

たとえばあなたが「♡8♡7」を所持しておりフロップで「♤3♢4♧8」が落ちたとします。あなたはすでに8がヒットしてペアになっています。

仮に相手が「♤A♢K」といった高いランクのキッカーで勝負を仕掛けやすい性質の場合、現状でも十分に勝利できる可能性がある点がポイントです。狙っていたフラッシュやストレートは出来ていませんが、まだ高いランクのカードは落ちておらず、ヒットしているのがこちらだけの可能性が高くなっています。またストレートといった高い役のチャンスもまだ残っているので勝負しやすいと言えるでしょう。

03.オッズと合っているかも重要!投機的なハンドをプレイしてよい場面

投機的なハンドをプレイしてよいかどうかは、場面によって変わります。次のような場面ではプレイしやすいので覚えておきましょう。

オッズに勝率が見合っている

投機的なハンドでは、最初から強いハンドを持っているときよりもオッズを気にする必要があります。投資に見合うオッズでないと勝負する価値があまりありません。

たとえば現状ポットが50BBだとして、あなたがこれに10BBのベットを行います。オッズは現在「60BB/10BB=6倍」なので、約16.6%以上の確率で勝利できないとオッズが合わなくなります。よって現在の投機的なハンドでアウツを引いてストレートやフラッシュなどを完成させられる確率が約16.6%以上かどうかを、計算式に当てはめて計算するスキルが必要です。

残念ながら対面でのプレイで計算ツールは使えません。「2倍と4倍の法則」といった計算方式で計算を素早く行い、オッズに合う戦い方を心掛けていきましょう。

コーラーが多くてポットが増えている

コーラーが多くてポットが大きくなる状況も、投機的なハンドが役立つ場面です。

たとえば「ミドルポジションが3BBレイズ、後に控えている4人がコールしました。ポットが16BBになっておりあなたもコールで3BBをベット、合計19BBになりました」という場面を想定します。オッズは19BBが3BBで返ってくるので6.3倍、つまり15.8%以上の確率で勝てればオッズが合う計算です。この後もポットが膨らみベット額が小さくて済めば、さらに勝率が低くても利益率が合う計算になり、投機的なハンドをプレイしやすくなる点もポイントです。

ベットに使えるスタックがお互い十分である

投機的なハンドで勝てる可能性は高くありません。このため先ほども言ったようにポット額が重要となってきますが、ポット額を大きくするためにはスタックが残っている必要があります。

もしショートスタックでベットできるチップが少ない場合、お互い大胆に賭けにくくなるのでポットが小さくなってしまいます。自分や相手がコールやレイズする体力があるのか、スタックを見ながら注意深くプレイしていく必要があるでしょう。

ポジションが後で有利になっている

ポジションはテキサスホールデムにおいて勝敗を分ける重要な要素です。仮にあなたがBTNといったポジションからベットできる場合は、他プレイヤーのアクションを見ながらブラフを行ったり、早期にフォールドさせたりといったことが可能です。

また投機的なハンドで勝利するだけでなく、幅の広い戦術で柔軟に立ち回りやすいのもメリットになります。投機的なハンドで高い役がそろったら、「ブラフ→バリューベットで様子見」といったように戦略を変えてみてもよいでしょう。

04.まとめ

今回は投機的なハンドをご紹介してきました。

投機的なハンドに投資して後で大きな利益を獲得する勝ち方も、テキサスホールデムの醍醐味です。もちろん役がそろわないとただの低いキッカーやペアで負けてしまうケースもあるので、オッズ計算やブラフスキルなどが重要になってきます。

投機的なハンドでも利益を獲得できるようになってきたら、初心者からはひとまず脱却したと言ってよいのではないでしょうか?

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