ショートスタック戦略

3rdステップ

小さな勝利を続けよう!ショートスタック戦略とは

アミューズメント施設で遊ぶようなポーカーでは、予算があればいくらでもチップを購入(リバイ)してプレイを継続できます。ところがトーナメントゲームの場合リバイができない状況もあります。あらかじめ指定されたスタックの中でベット額を決めて戦う必要があります。

ですからプレイごとにチップが枯渇し、ベットするのが難しくなって最悪の場合早期退場、というシナリオも考えられるでしょう。ですから「ショートスタック戦略」を活用していきましょう。

今回はショートスタック戦略の概要やコツなどをご紹介していきます。

01.ショートスタック戦略とは

ショートスタック戦略とは、自分のチップ持ち分であるスタックが少ないときに行う戦略です。ベットを工夫しながら勝利を重ねていき、少しずつでもチップを増やして回復させていくような考え方です。

ちなみにショートスタックには「スタックが〇BB以下だとそう呼ばれる」といった定義がありません。一例としては40BB未満でショートスタック状態になることがあります。トーナメントゲームではBBがプレイごとに跳ね上がっていくので、アミューズメントゲームでは余裕があるBB量でもすぐになくなってしまうリスクがあります。もちろんアミューズメントゲームでリバイなしのプレイをする場合も、同様にスタックへ注意してみてください。

02.ショートスタック戦略が重要な理由

ショートスタックということは、賭けられるチップに限りが出てきます。テキサスホールデムでは

  • ブラフでコンティニュエーションベットを行い早期フォールドさせる
  • コールやチェックなどを使いプレイを延ばし、バリューベットを行う

といった戦略が取れます。しかしどれもがある程度スタックに余裕がないと実現できない戦略なのがポイントです。ベットがプレイ上重要になるテキサスホールデムでは、「スタックが少ない=取れる戦術の幅が減る」という図式になってしまいます。

よってショートスタックから逆転してスタックを増やすには、オールインといった手法も使いながら勝ちを連続で続けていかないといけません。負けてばかりいてはショートスタックからさらにチップが減りますし、フロップまで行けずに負けてしまうといった可能性も出てきます。

03.ショートスタック戦略のコツ

ここからはショートスタック戦略のコツをご紹介していきます。

ポットオッズを考える

ショートスタックで価値を重ねるためには、ポットオッズと自分のハンドの強さを重ね合わせる必要があります。

テキサスホールデムでは、ポットオッズはまず確実に2倍以上になります。つまり自分がベットして勝てれば2倍以上で返ってくるわけです。要は勝率が51%以上で半分より勝率が上の場合、ベットを行いチップを獲得、スタックを増やすことができます。100%勝利できるわけではありませんが、数をこなすほど勝率は収束していくでしょう。

逆にハンドの勝率が50%を下回っており、ポットオッズを超えていない場合は損をする可能性が高いのでプレイを避けましょう。

スターティングハンドが強いときのみプレイを継続する

ショートスタックでは後でアウツを引いて逆転するプレイではなく、最初から強いプレミアハンドのような手札でプレイを行う必要があります。投機的なハンドの勝率は決して高いものではなく、最初は微妙なマージナルハンドなので強気な姿勢には出にくいからです。チップでブラフを行いにくいショートスタックであればなおさらです。

  • ♤K♤J
  • ♧K♢Q
  • ♡A♧Q

といった比較的強めのハンドだと、ショートスタックでも最初から勝率が高いので戦いに参加しやすいです。

ショートスタックのため上手なプレイヤーからは「戦略が限られる」ことがよく分かっています。オールインといった大胆なプレイもやむを得ず行っていることが分かれば、ねこそぎ勝利して取られてしまう可能性がある点にも留意しておく必要があります。強いハンドでプレイできていれば、リーディングして相手も気を付けてプレイするでしょう。

プレイスキルによって戦い方を変える

ショートスタックでの戦いは難しいので、プレイスキルによってもプレイ方法を変えていきましょう。

■初心者のケース

初心者はリーディングがまだ洗練されていないため、自分のハンドが強いかどうかで単純にオールインするのがおすすめです。

  • レイズがまだ入っていない:♡A♡K♤A♢Aなどでオールイン
  • レイズが1回入った:♢A♧K♡J♧Jなどでオールイン
  • リレイズも入っている:♤A♡A♤K♧Kなどでオールイン

といった行動をプリフロップで取ってみましょう。

■中級者のケース

中級者はポジションも考えてアクションしていきましょう。

  • アーリーポジションでは♤A♢Aでレイズ
  • ミドルポジションでは♤9♢9といったハンドでもレイズ
  • レイトポジションでは♧7♢7といったさらに弱いハンドでもレイズ

といったように、ポジションがあるほどハンドの幅が広がります。ただしその後リレイズといったアクションが来た場合、フォールドかオールインに選択肢が絞られてしまう危険性が高い点に注意しましょう。アクションでポラライズしているな、と判断されると、相手のハンドリーディングが簡単になってしまいます。

フロップでもボードと組み合わせてアクションを決める

もしフロップまで行ったら、ボードの内容を見てアクションするか決めましょう。

  • ボードとハンドで高い役ができたらベットかオールイン
  • ボートとハンドで役ができずキッカーといった類であればチェックかフォールド

といったように、役ができたら強気、できなかったら弱気にプレイします。

ちなみにベット額が自分のスタックの半分以上になる場合、オールインしたほうが手っ取り早いです。半分以下スタックが残っていてもこの先のアクションについていけない可能性が高くなります。中途半端に残していてもプレイの邪魔になるだけです。

04.まとめ

今回はショートスタック戦略を解説してきました。

ショートスタックはベットアクションが限られるので、プレイ内容が限られてきます。最初からプレミアハンドといった強いハンドであれば早期フォールドといった戦略を取るためオールインするのもありでしょう。

ただし一度負けただけで致命的になるトーナメントゲームでは、より気を付けてプレイする必要があります。

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