01.ハイカードとは？

エースハイについて理解するためには、まずポーカーにおける『ハイカード』が何なのかを知る必要があります。

ハイカードとは、ポーカーでワンペアやツーペア、スリーカードなどといった役が一つも揃わなかった場合を指します。

役が存在していないため、強い手札ではないのですが、もしプレイヤーが全員役を揃えられなかった場合は、手札の数字の強さを比較し、より”ランクの高い”数字を手札に持っていたプレイヤーが勝利するため、このような手札がハイカードと呼ばれます。

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02.エースハイとは？

ポーカーでは自分の手札を説明する際に、『4のワンペア』といった風に、強さがわかるように手札に揃っている役と数字のランクを同時に示すことが多くあります。

これは、エースハイに関して、複数プレイヤーがハイカードで勝敗を決定する必要がある場合には、手札の最も序列の高い数字が重要となるため、最も強い数字をとって『〇〇ハイ』例えば、♦Q♦10♠8♣3♥2のように、何も役が揃っておらず、最も強いカードがQであるような手札は、クイーンハイ、と呼ばれます。

同じように、何の役も揃っておらず、ハイカードとなっているが手札にエースがある場合、最も強い数字はエースなので、エースハイとなります。非常によく似ている用語に『エースアップ』がありますが、こちらはエースのペアを含むツーペアのことを指し、全く異なるものなので注意が必要です。エースアップはエースハイよりもはるかに強い手札です。

非常によく似ている用語に『エースアップ』がありますが、こちらはエースのペアを含むツーペアのことを指し、全く異なるものなので注意が必要です。エースアップはエースハイよりもはるかに強い手札です。

エースハイの例

したがって、1枚のエースを含むハイカードの手札は全てエースハイとなります。♦A♥K♥Q♥7♠6や♠A♥10♦9♣4♥2のような手札がエースハイの例です。

スートや、エース以外の4枚の数字の指定などは特にありませんが、手札に2枚の同じ数字が揃うとワンペアとなるため、残り4枚の数字はエース以外で、かつ4枚すべてが異なる数字である必要があります。

エースハイの強さ

ハイカード自体はポーカーの役がどれも成立していない、という手札なので、対戦相手のプレイヤーが一人でも、ワンペアやツーペアなど、何か役を揃えて締まった場合には自動的に敗北となってしまいます。

したがって、非常に弱い手札ということが出来ます。ただし、ハイカードの手札の内ではエースを揃えたエースハイは強力なので、ポーカーのルール上で最弱の手札であるハイカードの中ではとても強い、という面白い立ち位置の手札です。

特に、テキサスホールデムのように、共有札(参加したプレイヤーが手札として共同で使うカードのこと)を用いたルールでポーカーを行う場合は、手札の多くが他の対戦相手と同じとなっているため、自分が役を揃えられず、ハイカードとなっている場合は対戦相手も同じくハイカードとなっている可能性がそれなりにあります。

その場合は、ハイカード同士の対決となりますが、この際に重要となるのがハイカードの手札で最もランクの高い数字です。

例えば、共有札を使わずに自分の手札がエースハイとなっていれば、これはハイカードの中では強い手札なので勝率の可能性が高まります。ただ、2人以上がエースハイを揃えていた場合は、手札で2番目に強い数字、それも同じであれば3番目、という風に順に比較して勝敗を決定するので、エースハイの場合も、手札の2番目や3番目に強い数字にも注意を払うことは重要です。

03.まとめ

ポーカー用語の一つであるエースハイについて解説しました。ハイカードの一種であるエースハイ自体は強い手札ではありませんが、手札が強くなくとも、心理戦を交えて挽回が可能な点がポーカーの面白さでもあります。

手札がエースハイとなっていても、対戦相手の手札や共有札次第で十分に勝利の可能性はありますし、ハイカード同士の対戦であれば優位に立てることもあるので、皆さんもぜひ周囲や場の状況に気を配りながら、ポーカーを楽しんでください。