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『名人戦』に挑むゲストプレーヤーの意気込みに迫る!①

2021年の集大成。国内のポーカープレーヤーランキング100位以内のトッププレーヤーしか参加することができない最強トーナメント『名人戦』。世界を舞台に活躍し、日本を代表するトップ オブ トップ たちでさえも喜んで参加するという本大会は、2021年で3回目を迎えた。そんな強者たちが、“脳力”を駆使し凌ぎを削る修羅場に招待・推薦されたゲストプレーヤーたちに、開始直前のわずかな時間でコメントをいただいた。回を重ねるほどに、熾烈を極めてきた「頂」(いただき)を、虎視眈々と狙うゲストプレーヤーたちの意気込みはいかに?! 

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◆ゲストプレーヤー1
堀内 正人さん(雀士/ポーカープレーヤー)
※サミー株式会社特別推薦選手

写真1_2.png麻雀に比べて、思考回数のスピードが圧倒的に多く速いのがポーカー
トッププレーヤーの胸を借りつつ、それでも狙っていきます

プロ雀士からプロポーカープレーヤーへ

写真1_3.png 麻雀を本気で打っている人ならば誰もが知る雀士、堀内正人。25歳のときに、現役最年少で「十段位」を獲得。名実ともにトッププロ雀士となるが、2014年に日本プロ麻雀連盟を退会する。その後、コロナ禍となるまでは、ポーカープレーヤーとしてマカオを拠点に活動。日本と海外でギャンブル行脚をし、マカオでの限られた時間(ビザの関係)を有効に使いつつポーカープレーヤーとしての研鑽を積む。
 コロナ禍でマカオのカジノが閉鎖となると、日本でYouTubeチャンネルを開設し、ポーカーと麻雀のコンテンツを配信し始めた。現在は、ポーカープレーヤーと雀士の二足の草鞋で活動をしている。今回は「サミー」の特別推薦選手としてゲスト参加することになった。

「ポーカーは、競技自体が麻雀に通ずるところもありますが、麻雀より夢があるという部分も魅力ですね。世界に目を向けると、WSOP(World Series of Poker)のようなビッグトーナメントで破格な賞金を狙いに行けます。麻雀では得ることのできない賞金額ですよね。20代のころは、情熱さえあれば麻雀を続けられていましたが、食べていくとなると話が違ってきます。しかも、雀士であり続けるためには、毎月お金を納めなきゃいけなかったり、プロなのにお金を支払うことが多くて。なので多くの雀士は、普段は半分は普通に働いていたり、雀荘で働きながらプロ雀士を名乗っていましたね。大会も2000人くらい参加して、ようやく1番になっても賞金が100万円くらい。正直、歳を重ねる度に不安は大きくなってきていました。ラスベガスなどのポーカーゲームを味わってしまうと、さらにそう感じてしまいます。WSOPは、表彰式で国歌が流れるんですよ。それはもう格好よくて(笑)」

 2021年に、自らWSOPに参加した堀内の実感だ。WSOPの始まりは1970年にまで遡り、わずか7名の参加者で催された大会だが、2004年に運営会社がついてからは一気に規模が大きくなった。いまや全世界の腕自慢が8000人超もラスベガスに集まり(コロナ前)、1位の賞金額が10億円にも及ぶ世界最大のポーカートーナメントへと成長している。日本人ポーカープレーヤーの参加も、十数年前は10名にも満たなかったが、2021年は200人以上も参加したと言われている。

写真1_4.png「自分で貯めたお金で参加したとしても、WSOPにはそれ以上のリターンが期待できるわけです。みんなこの日のために勉強して挑んできてますから、緊張感が凄かったですね。堅いし(笑)。麻雀は一度のミスでも挽回できたり、逃げの一手を打てたりできますが、ポーカーは1回のミスで取り返しがつかないこともあります。良い手で降りられなくて、全部持っていかれてしまうとか。それがポーカーの魅力とも言えますが。あと、ポーカーは思考回数のスピードが圧倒的に多く速いですね。麻雀では1時間かかる場合もありますが、ポーカーは数分。全員降りたら一瞬です。しかも、思考回数を重ねるほど実力差も出てしまいます」

 言わずもがな、生粋のマインドスポーツプレーヤーである堀内氏の"脳力"は底が知れない。プロ雀士として鍛えられた勝負強さと、プロポーカープレーヤーとしてマカオで過ごした4年間の経験を持つ堀内氏。大会直前の心情を最後に伺った。

「正直、名人戦に参加している皆さんは、トーナメントでも強い人ばかりです。コロナ前までは、海外のトーナメントでもバンバン勝負している方ばかり。本当に強い人しかいないですが、胸を借りるつもりではいても、あわよくば優勝を狙って戦っていきます」

「名人戦 2021」の模様はこちら

堀内さんの過去のインタビュー記事はこちら

◆ゲストプレーヤー2
井川 慶さん(元メジャーリーガー/野球解説者)

写真1_5.png皆さんのプレーを拝見して、盗めるところは盗みたい
どれだけ通用するかはわかりませんが全力を尽くします

本場アメリカで鍛えられた勝負勘で挑む、初めての国内大会

 エースピッチャーとして阪神タイガースを2度のリーグ優勝へと導き、MLB(メジャーリーグベースボール)の名門ニューヨーク・ヤンキース入りを果たした男・井川 慶。ヤンキース時代(2007-2008)は不遇を受けて、その後はマイナーリーグでの挑戦の日々が続いたが、野球関係者はいまでもその当時の能力を高く評価している。2012年に日本球界へ復帰し、オリックス・バッファローズ、兵庫ブルーサンダーズ(独立リーグ)を経て、現在に至る。野球人として、解説や少年たちへの野球指導などを行いながら、今後はポーカープレーヤーとしても活動を始めるとのこと。今回の名人戦参戦は、日本国内で初めて挑む大きな大会となる。

写真1_6.png「ポーカーとの出会いは、2007年にアメリカへ行った頃ですね。流行っていたのか、テレビで毎日のようにポーカーの試合が放送されていて興味をそそられました。通訳の方にルールを教わって、カジノにも行くようになったのが2008年頃。プロポーカーのブログなど、英語サイトを読んで、覚えて、1年間かけて勉強しました。マイナーリーグの試合で米国内のいろいろな都市へ行きましたが、行く先々にカジノがあったんです。そのうち、デイリートーナメントに参加するようになって、試合後はキャッシュゲームに参加したりと、割とハマっていく感じでした」

写真1_7.png マインドスポーツと野球の駆け引きは通じるものがあったと井川氏は話す。むしろポーカーで学んだ心理的要素を野球に生かしたとのこと。

「ポーカーからは、メンタルの部分でヒントをもらいました。もともと性格的に気が長いのでキャッシュゲームでずっとハンドを待てたりしていました。野球では相手が待っていない球を投げ続けるとか、技術もそうですが、むしろメンタルで勝負をするスポーツなので、そのあたりは生かせたのかな(笑)」

 日本に戻ってからは、オンラインポーカーをメインとしながらも、たまにポーカースポットに行って楽しんでいたという井川氏。

「今はコロナ禍でみんなマスクをしていますが、当時からマスクをしっかりして行っていました。ポーカーをやっている人は、あまり野球に詳しくない方が多いらしく、まったく気がつかれずにいました(笑)。なので、今回の大会が初めてですね。皆さんの前でポーカーをするのは。身が引き締まりますね、格上の方たちばかりですから。皆さんのプレーを拝見して、盗めるところは盗みたいですね。どれだけ通用するかはわかりませんが、全力は尽くしたいと思います。あとは、ライブ配信があるみたいなので、変なプレイをしないようにしたいですね(笑)」

 名人戦への意気込みについては終始謙遜をしていた井川氏だが、アスリートの駆け引きと本場仕込みの勝負勘が生かされれば、お客様ではなく十分に大会の台風の目となる雰囲気を漂わせていた。井川氏のスタートは、解説とともに常時ライブ配信されるメインテーブル(フィーチャーテーブル)に座ることになっている。名人戦の見どころのひとつとなるはずだ。

「名人戦 2021」の模様はこちら

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