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#13 「mPTJの結果報告!引退宣言の行方は...?」
皆さまこんにちは。伊藤千凪海です!
アジサイが美しく咲く6月。
関東甲信地方ではついに梅雨入りが発表されました。
しっとりとした風の中に緑が香る季節となりましたね。
さて、今回のコラムでは5/28(Sat)~ 5/29(Sun)の2日間に渡り開催された「m Poker Tournament Japan 2022」の結果をご報告させていただきます。
私はこの大会のメインイベントに出場させていただきました。「mPTJ」のメインイベントは、アプリm HOLD'EMや各地のポーカーハウスで開催されたサテライトを勝ち抜いた方々が参加し頂点を決める大会です。
参加人数は350人でDay2に進出できるのは50人と言う厳しい戦い。
私が今まで出場した大会の中で最も大きな大会です。
サテライトの熱気もすごいものがありましたが、本戦は想像以上の盛り上がりでした!この大会での私の目標は、前回のコラムでお伝えした通りファイナルテーブルに行くこと。
達成できなければ引退するという宣言もさせていただきました...。
11時から始まった大会は序盤とてもいい滑り出しで、所々でチェックレイズをしたりバリューを取ったり、積極的なプレイでスタックを倍くらいまで増やすことに成功。
ですがハンド77でフロップ3カードだったとき、リバーで相手のフラッシュが完成してしまい大幅にスタックを減らしてしまうことに...。
それからはハンドレンジをググッと狭くし、固く固く節約プレイをしていきました。
ファーストブレイクを挟み、スタックがアベレージの半分くらいになったときのこと。
なかなかポットを獲得できずもやもやしていると、AAのハンドがきました。
ここは行くしかないぞー!と思いプリフロップで3ベッド。
ですがフロップで相手の方に強めにレイズをされました。
相手のハンドはKヒットかフラッシュドローかなと予想し悩みましたが、私はオールインで返しました。
相手もオールインコールしハンドオープン。
相手は予想通りフラッシュドローで、ターンでフラッシュが完成。
...負けたぁぁぁぁ。
その時点で私のmPTJは幕を閉じました。
結果は242位。
目標には程遠い結果で終了です。
同卓の方に励ましていただきましたが、逆にそれが涙を誘ってきて、泣くのを堪えながら「楽しかったです!」とお礼を伝え、席を立ちました。
あの瞬間ってまだ手も震えてるし泣きたいけど、笑顔でお礼を伝えたいから気丈に振る舞うんですよね。
なんとも言えない感情になります。
でも本当に終始楽しくもあり、怖くもあり、自分自身との気持ちの戦いでもあった、とても貴重な時間を過ごさせていただきました...!
対戦してくださった皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。
今思い返すと、私は今までの大会や大事なトーナメントでは毎回AAやKKと言った強いハンドで負けてきました。
だから「それで負けたら仕方ない」「ポーカーはそう言う日もある」と励まされることが多く、自分でも「これは仕方ない」と納得するようにしてきました。
そう思って切り替えられた部分も正直ありました。
そして今回もAAで負け「仕方ない」と思っていたのですが、その時ふとあることに気がつきました。
「私って何にも成長していない」
ということ。
毎回「仕方ないよね」と言って負けてきたということ。
最後のハンドばかり気にして、「それまでのプレイでミスはなかったのか」「なぜオールインしないといけない状況になってしまったのか」「どうしてそこまでスタックが減ってしまったのか」「それまでのベッドサイズは適切だったのか」「コールしなくていいところでコールしてしまっていなかったか」
という考えなければいけないことを「仕方ない」で片付けてしまってきたことに気がつきました。
もちろん「たられば」になってしまいますが、プリフロップの時点でのオールインだったら違ったかもしれないし、途中で降りることもできた。
AAはプリフロップ界で最強なだけで、ただのワンペア。
AAでも降りる勇気が必要だったなと。
今まで毎回同じところで躓いていたことにやっと気がつきました。
私のポーカーはまだまだジャンケンで、私はいつもジャンケンで負けて泣いていたんだなと痛感しました。
テキサスホールデムはハンドが弱くても勝つことができるし、運よりもテクニックや勉強、経験、そしてメンタルの強さが大切な競技だと改めて気付かされました。
私の今回の目標はファイナルテーブルに行くことで、達成できなければ引退すると宣言していました。
半年間このコラムを書かせていただき、少しでも成長している姿を皆さんに見て欲しかったのですが、成長どころか何も変わっていなかったかもしれません。
自分で言った以上、引退するべきだなとも思います。
ただ、遅いですが、自分が変わらないといけないところが今回の大会で明確にわかりました。
落ち込んでいるだけじゃ何も変わらないので、0からスタートしてまた頑張りたいと思います。
今回の大会を応援してくださった皆様、期待に応えられず本当にすみません...!
でもまだ諦めていないので、これからしっかり成長していけるように頑張ります。
応援ありがとうございました!
長くなりましたが最後に1枚。
一緒にメインイベントに出場したYouTuberの寺井一択さんと!寺井さんはDay2に進出しゲストプレイヤーの中で1番長い時間戦い続けました...!
お疲れ様でした。
インマネおめでとうございます!
次回のコラムでは、優勝された方のインタビューなど、mPTJに出場された他プレイヤーさんのお声をお届けします。
次回のコラムは6月20日です。
お楽しみに!
■プロフィール
伊藤 千凪海(いとう ちなみ)
タレント/フリーアナウンサー
2016年デビュー
バラエティー番組出演やイベントMCの活動をはじめ、
近年はゲーム大会に出場するなどゲーマーとしても活躍中
初心者でも楽しめる!

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