ポーカー コミット
ポーカーのコミットとは?コミットする理由や意味を詳しく解説!
ポーカーは確率論と心理戦が組み合わさった非常に複雑なゲームです。心理戦が難しいのは言わずもがなですが、確率に関しても非常に複雑です。役を作れる確率があり、その役で勝利できる確率も勝敗に関わります。あるいは同じ手札の状況次第でも、そして手持ちのチップの枚数とベットされている全体のチップの枚数が変われば、リターン期待値が変わることがあります。
具体的には、手元の手札が弱くとも、状況次第では、勝負に出た方が期待値的には良いシチュエーションがあるのです。そんな美味しい状況を制するためにも、「ポットコミット」という概念を知っておく必要があります。
01.ポットコミットとは
ポットコミットとは、自分が勝てる確率よりも、ポットオッズ(リターンで得られるチップの枚数を、現在ベットする枚数で割った、オッズのこと)の方が高いことを意味します。
例えば勝率が20%の手札だとしても、ポッドオッズが10倍だった場合、期待値的には手元のチップが「20%×10倍」で2倍になる可能性が高いといえます。
そのため一見、弱い手札に見えたとしても、確率論上、フォールドしないほうが良い状況だとも言えます。
02.ポットコミットの具体例
例えば読者の皆さんが、現在、3♦︎A♦︎を持っているとします。
相手の手札は、A♠︎K♦︎のため、相手の手札の方が強い状況です。
そしてポッドに600コインあり、相手は100コインベットした状況です。
この場合、ポッドオッズは「(600コイン+相手の100コイン+自分がこれからベットできる100コイン)÷100コイン」で、8倍になります。
そのため12.8%以上の勝率がある手札であれば、コールした方が良いという判断になります。そしてこの状況で相手に勝つにはもう一枚♦︎を引いて、フラッシュにするしかありませんが、フラッシュを弾ける確率はは18%以上あります。
そのためこの場面では、残りの100コインを使い切ってでも、相手のベットに付き合った方が良いという判断になります。
03.まとめ
以上がポーカーにおけるポッドコミットの解説でした。非常に難しい考え方ではありますが、場に出ているチップの枚数も把握した上で、適切な判断を下していきたいですね。
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