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m HOLD'EM公式ユーザー堀内正人がWSOP2022をレポート!
皆さんこんにちは。m HOLD’EM公式ユーザーの堀内正人です。 今回私は、ラスベガスで開催されたWSOPに出場してきましたので、その様子を皆さんにお届けします。
会場の様子
WSOPというのはWorld Series of Pokerの略でアメリカのネバダ州ラスベガスで毎年夏に開催されているポーカーの世界大会です。その名の通り、プロポーカー世界一決定戦であり、世界中から名誉と賞金を求めて腕自慢のポーカープレイヤー達がラスベガスに集結します。
ブレスレットセレモニーの様子
トーナメント優勝者の国歌が会場に流れ、全員が立って清聴します
WSOPは約2か月間にも渡って開催され、近年の参加人数は数万人を超えるほどで、注目度も並大抵ではありません。WSOPの大会の様子はスポーツ専門チャンネルのESPNで全米にテレビ中継されます。今年のメインイベントの優勝は、1,000万ドルで日本円換算で約13億円と超高額ですが参加費も1万ドル(135万円)と桁外れです。
メインイベントヘッズアップの様子。テーブルの中央には1,000万ドル
1番人気があるのがテキサスホールデムですが、大会期間中は毎日いろんなトーナメントが開催されていて、オマハやセブンカードスタッドなど様々なポーカーを楽しむことができます。
EVENT#68:MILLION DOLLAR BOUNTYで100万ドルを引き当てた瞬間
WSOPの会場は昨年まではリオで開催されていたのですが、今年からはラスベガスの中心地のストリップ街にあるパリスとバリーズに移転しました。2つのカジノは繋がっていて、歩いてすぐに隣のカジノに移動することができます。
左がバリーズ・右のエッフェル塔のすぐ近くにパリス
私は今回ラスベガスに49泊で遠征して会場のバリーズに泊まりました。
WSOP期間中はホテルの値段が通常時よりも高くなっていて迷いましたが、会場を選びました。すぐにポーカーをプレイできるのが会場に泊まっている利点です。
泊まったバリーズのホテル 1泊16,000円
WSOPのトーナメントには2人1組になってプレイするチーム戦があり、Event#55のTAG TEAM No-Limit Hold'mにポーカープレイヤーのじぇいそるさんと昨年に引き続き同じコンビで出場しました。
右がじぇいそるさん・左が堀内
参加費が1,000ドルのトーナメントで今年の参加チームは913組。四日間に渡り行われるイベントで優勝賞金は148,067ドル(約2,000万円)です。トーナメントの中では比較的バイイン額が小さい方なのですが、WSOP唯一のチーム戦ということもあり著名なプレイヤーも多く参加されていました。
去年のTAG TEAM戦で優勝したマイク
2人1組で戦うチーム戦で、じぇいそるさんと交代しながらプレイします。1人で戦う通常のトーナメントとは違い責任は重大で、いつもより緊張しました。チップは20,000点でレベル1はSB100‐BB100のAnte100で100bb持ちからスタートです。ブラインドが上昇するのは1時間ごとで比較的緩やかなトーナメントです。
レベル1 じぇいそるさんがプレイ
序盤は順調な滑り出しで、お互いチップを増やすことができました。
レベル1終了時 25,300点 じぇいそる
レベル2終了時 26,600点 堀内
レベル3終了時 29,900点 じぇいそる
レベル4終了時 29,400点 堀内
レベル2 堀内がプレイ
しかしDay1の後半になって、なかなかポットが獲れず失速します。
レベル5終了時 22,900点 じぇいそる
レベル6終了時 26,200点 堀内
レベル7終了時 11,800点 じぇいそる
レベル8でブラインドがSB500‐BB1,000のAnte1,000まで上昇し、11bb持ちとショートスタックになったところでブラインドバトルでオールインの勝負になりました。
相手のSBのハンドはQ9で、私のハンドはK8。プリフロップのオールインの勝率はこちらの方が高かったのですが、ボードに9が落ちてDay1のレベル8で敗退となりました。
オールインで敗れて席を立つ堀内
来年のWSOPでのリベンジをじぇいそるさんと誓い、会場を後にしました。
このトーナメントは仲間と共に戦うTAG TEAMならではの面白さがありました。
mHOLD'EM目黒でもチーム戦のイベントが開催されていますので、よかったら皆さんも参加してみてください。
WSOPも後半に差し掛かり、盛り上がりが最高潮となる7月。
参加費が1万ドルのWSOPメインイベントのDay1Bに出場しました。
1万ドル(135万円)でエントリー
世界中からポーカープレイヤーが1万ドルの大金を持って集まり、今年のWSOPのメインイベントのエントリー数は8,663人にものぼりました。
Day1だけでもABCDの4日間に分かれていて、Day2もAとBの2日間あります。Day1開始から優勝が決まるまで2週間もかかる長い長いトーナメントです。
8,663人エントリーで1,300位からインマネで上位15%です。
賞金は以下のようになっています。
1位1,000万ドル(13.5億円)
2位600万ドル(8億円)
3位400万ドル(5.4億円)
9位でも850,675ドルでファイナルテーブルに残れば賞金は1億円を超えます。
1,300位だと賞金は15,000ドル(200万円)です。
WSOPメインイベントDay1
60,000点持ちの2時間ストラクチャーで1日5レベルで10時間プレイします。メインイベントは参加費が高額で世界中から強いポーカープレイヤーが集まってくるので、非常に緊張しましたが、初日は運にも恵まれチップを増やしDay2に進出することができました。
チップの推移。
レベル1終了時 65,900点
レベル2終了時 81,500点
レベル3終了時 81,600点
レベル4終了時 95,700点
レベル5終了時 76,700点
WSOPでは勝ち進むと卓組が公式サイトに掲載されて確認することができます。Day2ではトーナメントの獲得賞金総額が100万ドルを超えている強いプロが4人いる非常に厳しいテーブルでした。
Day2の様子 4番から7番シートのプレイヤーが獲得賞金100万ドル超えの鉄強プロ
プロとオールイン勝負
Day2の序盤では獲得賞金400万ドル超えの7番シートのAndjelkoとプリフロップでオールインになりました。KK対QQで運良く勝つことができてチップを増やすことができましたが、後半に大きく減らしてしまいます。
レベル6終了時 142,800点
レベル7終了時 123,000点
レベル8終了時 43,500点
レベル9終了時 87,500点
レベル10終了時 4,500点
そしてDay2のレベル10の最終ハンドでオールイン勝負になりました。
相手がA8。私はTTです。
Day2ラストハンド
プリフロップの段階ではTTの勝率は68%あったのですが、ターンでAを引かれてオールインで負けました。持ち点は僅か4,500点でDay3に進出しました。
Day3当日
Day3のレベル11はSB1,000‐BB2,500のAnteが2,500からスタートです。ビックブラインド換算だと1.8bb持ちです。1周も耐えることができないチップ量ですが、トーナメントは生き残ってさえいればチャンスがあります。
持ち点は4,500
オールイン勝負
1ハンド目に79でオールインをしてストレートでダブルアップすることができ、続いて78でオールインしてスチールが決まり持ち点は8bbまで増えました。あと1回オールインで勝利できれば、なんとか戦えるスタックに戻ります。
しかし、BBからプリフロップでK6をプッシュすると相手にコールされ2ペアに負けて敗退となりました。
メインの参加費は1万ドルと高額で、負けた直後は口を開くのも重たかったのですが、今回で終りというわけではなく、これからも海外のトーナメントに挑戦していく予定です。
8月にはフィリピンで開催されるAPPT(Asia Pacific Poker Tour)に行きますので、応援よろしくお願いします。
以上mホールデム公式ユーザーの堀内がお届けしました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
■プロフィール
堀内正人(ほりうち まさと)
ポーカープレイヤー/m HOLD'EM公式ユーザー
マカオを拠点にポーカープレイヤーとして活動するほか、2020年にYouTube「堀内正人 horihori TV」で動画を配信。2022年現在チャンネル登録者数が13万人を超え、YouTuberとしても人気を集める。1985年生まれ。
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